終わらないうた
飛行機に乗って
閉じ込められた世界
遠く離れ
高く高く舞い上がってゆく
境界突き抜ければ一面の白
波打つ白雲の柔らかな床
どこまでも澄みきった透明な青
床の下では
灰色の雲が重く立ち込める空に終わらない憂鬱を重ねため息をつく
まるで世界まるごとそんな風に見えるね
晴れの日だけはなんとなく気分がいいけど
本当はいつでもこんなにも綺麗な世界が広がってる
白波潜り帰ってゆくと
そこは雪渡る一面の白
力強く降り立つ瞬間
遮られることなく真っすぐに差し込んだひと筋の光を受け
翼は眩しく輝き放っている
作品名:終わらないうた 作家名:BhakticKarna