魂のダンス
「たくさん傷つけてしまったね、ごめんなさい」
「僕こそたくさん傷つけてしまったかな、ごめん」
じっと互いを見つめているうちに
悲しみの顔は優しい顔に変わり涙がこぼれおちる
ほんのささいなことで
傷ついてしまうのは そこに愛があるから
気づかぬうちに
傷つけてしまうのも そこに愛があるから
想いあっているからこそ傷つけてしまうことも
傷ついてしまうこともある
すべてが愛から始まることを瞳は語り
二人は互いに腕を伸ばし抱きしめあった
沢山の涙と無数の傷が
愛を深くしていくのだと互いの温もりが教えてくれた