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詩集 ~ ゾディアック2 ~

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詩集 ~ ゾディアック2 ~


状態の光 相対の闇
私を取り巻く現実は 全て幻で
体現的に実現しているに過ぎないとしたら
私はいつ 恐怖を捨て去るのだろう・・
今 という永遠の時の中で

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人は普段、見たいものしか見ていないのだ
概念は分からないを嫌う


Let me go ・・
Let me go ・・

行かせて・・
行かせて・・

頭がグルグルと不毛な追いかけっこを続ける内
私の中で既成概念が綻び始め・・ 自ずと現れ始めた
意識は臨界を超えようとしていた


「 闇では、闇と共に 」


暗い砂漠が広がる・・
吹き荒ぶ砂嵐の中に ただ1人
大きな石の椅子に腰かけていた

手や足や・・頭や顔も・・全て赤い砂に覆われていく
もうどれ位 ここに座っているのだろう
私は もう一度目を閉じた


リンガー・・ リンガー・・ リンガー・・
リンガー・・ リンガー・・ リンガー・・


砂塵の音
ここでは 風の音しか聞こえない

再び眠りに堕ちかけた時
目の前に、天使が跪いていた

月光の翼を背負った 堕天使ルシフェル


「 疫病よりも恐ろしきは、人の心・・
  人間だけが判っていない・・ 」

彼女は語り始めた

「 満たすを逆に取っている
  器を満たすんじゃない

  光として満ちている
  状態として存在するだけ・・

外に見えるものは 幻
掴もうとしてはいけない
光が借りている器 」

ルシフェルの傅く
私の足下に 細い三日月が光って見えた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人は何故、最期の断末魔に縛られるのだろう・・
人生を 愛と希望に溢れて過ごしながら
たった一瞬の絶望と死の苦しみに囚われて逝く

それ程までに、肉体と意識に焼き付けられたマインドは
時を超え・・ 来世に持ち越され カルマとなる

意識は分からないを嫌う
前世を知らない今の自我が、本来の美しい魂の自分と出逢う為に
最期にそれを葬り去った 恐怖のマインドと
もう一度、対峙しなければならない


ここは意識の闇の世界
眠っている墓を暴く者は・・ 私だ

もう一度、本当のおまえと出逢う為に
おまえの闇につきあう・・
ダルマとして

我が名は ルシフェル
光もたらす者

人は私を悪魔と呼ぶ 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

光が色(チャクラ)に分かれて
地球(肉体)にやって来た

スピリット (光) が 自分という状態を
器 (肉体) に入って体験したかったから

人は世界を愛する為に生れて来た

何千年経っても 闘争が終わらないのは
愛されていることが分からないから

愛し方が分からない!!と
迷子が いつまでも駄々を捏ねている・・

この世界 (器) は 全てを生かしている

存在する事は もう愛されていると
同じ事なのに


ここは意識の闇の世界
眠っている墓を暴く者は・・ 私だ

もう一度、本当のおまえと出逢う為に
おまえの闇につきあう・・
ダルマとして

我が名は ルシフェル
光もたらす者

人は私を悪魔と呼ぶ 

ヤミデハ ヤミトトモニ・・


作品名:詩集 ~ ゾディアック2 ~ 作家名:sakura