【 番外編 】 ゾディアック 解説版
【 番外編 】 ゾディアック
★ 1 ★
ゾディアックは、2007年 8月28日 月食を見た日からの 体験を元にしたフィクションです。
この番外編は、物語をより解りやすく読んで頂ける為の解説版です。
それぞれの場面に沿ったエピソードも紹介したいと思います。
“ プロローグ ”では、月食を見た後から・・まず身体に変調が現れ始めます。
頭痛と高周波の金属音のような耳鳴り、外界から聞こえる音声が ドナルドダックのような声や
音楽も伸びきったテープの音に聞こえ
身体は、小さな地震のように 常に振動を感じるようになります。
この世界で恒常性を保つ為に必要な五感世界が、完全に外界から遮断された瞬間でした。
主人公の孤独と絶望、何かに追い込まれて行く「感覚との戦い」が始まりました。
聴覚検査で病院へ行ったり、自分の思考以外の意識の介入に 概念は五感を賭けて立ち向かいます。
ゾディアック(2) で「 全身メタリックの冷徹な女が私に飛び掛り、剣を振り下ろした 」は
夢の中で自我が、身体恒常性を守る為に、五感を脅かす何者かを消し去ろうとします。
潜在意識が夢に投影した「メタリックの冷徹な女」は、機械的に外刺激に反応する脳、五感意識の自我の事です。
そして、誰もがそうであるように 自我こそが自分と思っていた主人公は、徐々に気付いて行きます
常識と思っていた五感世界が、実は薄っぺらい氷の上を歩いているような危ういものだったと・・
氷の下には、圧倒的な大きさの「状態次元」が広がっている。
後に あの時 病院検査でも正常だった感覚が 何故あのような異常を感じたのか
自分なりに追及してみた事がありました。
それで一番近いと感じた答えが、ヘリウムを吸って声を出すとあひるのような高い声になる
「ダックボイス現象 」でした。
これは音速が速くなった分、音の振動数が高くなり振動の周波数が高くなるという現象ですが
注目したのは、発生源の振動数が異なる境目での媒質による波長の変化という点でした。
つまりヘリウムのような高速振動でも、ヘリウムの中だけでならそれが高いとは感じられず
空気という低振動の媒体と触れ合う事によって、その媒質の落差から発生する波を高波動と感じるというのです。
学生時代 物理は常に欠点で・・専門知識は皆無でしたが、
この解釈が 自分に起こった現象に一番近い気がしました。
ゾディアック(5)「 意識は分からないを嫌う。意識がする事はただ一つ。手放すだけ・・
私は何も知らなかったと、それは分かったになる 」
アリエルが語りかけて来る。
「 意識が邪魔をしまければ・・ 意識が邪魔をしなければ・・ 」
女神島で体験したこれらの出来事によって、主人公は
見えない恐れの「状態次元」は、今この瞬間に「自我」を生かしている愛だと
頭のまともな概念を外す事で、悟っていきます。
五感で認識するこの世界自体が 「 状態次元 」を気付かせる「 印 し」であり
寓話や神話や、様々な名前で登場する女神や天使は、真実の側面を「 そういう言い方 」で教えているに過ぎないと。
心理学が扱う所の象徴学の世界観です。
ゾディアック(5)「 ここは意識の闇の世界。外に閉じ込められた五感
状態の次元が真実 頭は使ってるだけ・・ 頭は使ってるだけ・・
観音とは・・ 振動を音と認識する究極のリアリティ・・ 」
※エピソードとして、ここで登場する“ コミュウ ”は実際に、観音を意味する音「KUWAIN」玖波井という実名です。
「 神話や寓話には それに籠められた真実が隠されているんです 」と言ったコミュウのお父さんの本「昔話と秘伝」の話も実話です。
小説の通り、相撲の語源である 次元の領域を争う国譲りの神話さながら、コミュウの家は土地の境界線を巡る裁判もされています。
2007年10月22日この島で、白鳳を招いた相撲大会も執り行われました。
ここのエピソードは、ご本人の了解を頂いているので実話であると明かします。
外界に事象を確認できる物を現実と呼び、見えない物は虚構と呼ぶ・・
この物語は人間の内側に深く広がっている多次元世界を扱った虚構ファンタジーです。
常識と思っていた五感世界は、実は薄っぺらい氷の上を歩いているような危ういものでした。
氷の下には、圧倒的な大きさの「状態次元」の宇宙が広がっています。
私と一緒にゾディアックの世界を旅して行きましょう。
★ 2 ★
ゾディアックでは、いつも「眠り」が出てきます。人間の人生の3分の1は眠っている状態で
起きている時間だけが人生ではありません。
むしろ眠っている状態「潜在意識」の時の方がメッセージを受け取りやすいのです。
起きている時 魂は半分眠っています。
「 また夢を見ていた
空を飛ぶ夢。13歳のあの朝に感じた至高感が ・・
残り香のように蘇り 身体に絡みついたまま、
うっとりとした微睡みが 目覚めた後もまだ残っていた 」
この何度も登場する夢は、13歳の ある春の朝に感じた夢の至高体験が元になっています。
人は何度も同じ夢を見る事がありますが、その人にとって重要な何かを潜在意識が教えて来る
メッセージである事が多いのです。
スイスの心理学者ユングが有名ですが、彼は「普遍的無意識」という考えを主張しました。
夢は自然界に繋がっており、地球の古い歴史の中で積み重ねられた様々な文化も関わっていると言いました。
彼が夢によって教えてもらったものは
「エネルギーは必然的に対立があらかじめ存在することを前提にし
対立がなければエネルギーが生ずる可能性も全くない。
生きとし生けるものは、すべてエネルギーで、それゆえすべて対立に頼っている」
というものでした。
陰と陽の振動
ゾディアックでは この宇宙が生み出す時間と空間の流れを
まるで逆回しの時計のように、私達の内宇宙に遡って行きます。
人間歴が生み出して来た対立のカルマから、そのエネルギーを元に
統合のダルマに向かって意識の覚醒の旅 リターンが始まります。
この物語は、後から後から・・ 最初にあった話が、真の姿で登場し
明らかになって来ます。
何度も過去と同じフレーズが出てくるのは、まるで時間が過ぎ去っていない
今という瞬間「解る」を味わう為です。
ゾディアック(3)
「 僕は君の瞳に太陽を見た その輝きは今でもあるよ 」
私は言った
「 昔女の子がいたの その子は怯える事を教えられて育った
太陽は怖いものだと、太陽は敵でいつか太陽に傷つけられると
だから晴れた日に外で遊ぶのを怖がったとしても
その子のせいじゃない・・人は変わることなどできないわ 」
彼は答えた
「 僕らはお互いを分かりすぎていた
初めて出逢った瞬間から
その後の出来事は もうどうでもいい・・
すべて過去だ 何もなかったと同じ 僕の遠い記憶だけだ 」
これは、最新ゾディアック(8) で
チャクラワークを通して更に明らかになります。
「君の瞳に見た太陽」とは「外に映した魂」の事で
「女の子が太陽に怯えて 晴れた日に外で遊べない」のは、
転生の度に外の世界に何度も傷ついて来たマインドを現します。
★ 1 ★
ゾディアックは、2007年 8月28日 月食を見た日からの 体験を元にしたフィクションです。
この番外編は、物語をより解りやすく読んで頂ける為の解説版です。
それぞれの場面に沿ったエピソードも紹介したいと思います。
“ プロローグ ”では、月食を見た後から・・まず身体に変調が現れ始めます。
頭痛と高周波の金属音のような耳鳴り、外界から聞こえる音声が ドナルドダックのような声や
音楽も伸びきったテープの音に聞こえ
身体は、小さな地震のように 常に振動を感じるようになります。
この世界で恒常性を保つ為に必要な五感世界が、完全に外界から遮断された瞬間でした。
主人公の孤独と絶望、何かに追い込まれて行く「感覚との戦い」が始まりました。
聴覚検査で病院へ行ったり、自分の思考以外の意識の介入に 概念は五感を賭けて立ち向かいます。
ゾディアック(2) で「 全身メタリックの冷徹な女が私に飛び掛り、剣を振り下ろした 」は
夢の中で自我が、身体恒常性を守る為に、五感を脅かす何者かを消し去ろうとします。
潜在意識が夢に投影した「メタリックの冷徹な女」は、機械的に外刺激に反応する脳、五感意識の自我の事です。
そして、誰もがそうであるように 自我こそが自分と思っていた主人公は、徐々に気付いて行きます
常識と思っていた五感世界が、実は薄っぺらい氷の上を歩いているような危ういものだったと・・
氷の下には、圧倒的な大きさの「状態次元」が広がっている。
後に あの時 病院検査でも正常だった感覚が 何故あのような異常を感じたのか
自分なりに追及してみた事がありました。
それで一番近いと感じた答えが、ヘリウムを吸って声を出すとあひるのような高い声になる
「ダックボイス現象 」でした。
これは音速が速くなった分、音の振動数が高くなり振動の周波数が高くなるという現象ですが
注目したのは、発生源の振動数が異なる境目での媒質による波長の変化という点でした。
つまりヘリウムのような高速振動でも、ヘリウムの中だけでならそれが高いとは感じられず
空気という低振動の媒体と触れ合う事によって、その媒質の落差から発生する波を高波動と感じるというのです。
学生時代 物理は常に欠点で・・専門知識は皆無でしたが、
この解釈が 自分に起こった現象に一番近い気がしました。
ゾディアック(5)「 意識は分からないを嫌う。意識がする事はただ一つ。手放すだけ・・
私は何も知らなかったと、それは分かったになる 」
アリエルが語りかけて来る。
「 意識が邪魔をしまければ・・ 意識が邪魔をしなければ・・ 」
女神島で体験したこれらの出来事によって、主人公は
見えない恐れの「状態次元」は、今この瞬間に「自我」を生かしている愛だと
頭のまともな概念を外す事で、悟っていきます。
五感で認識するこの世界自体が 「 状態次元 」を気付かせる「 印 し」であり
寓話や神話や、様々な名前で登場する女神や天使は、真実の側面を「 そういう言い方 」で教えているに過ぎないと。
心理学が扱う所の象徴学の世界観です。
ゾディアック(5)「 ここは意識の闇の世界。外に閉じ込められた五感
状態の次元が真実 頭は使ってるだけ・・ 頭は使ってるだけ・・
観音とは・・ 振動を音と認識する究極のリアリティ・・ 」
※エピソードとして、ここで登場する“ コミュウ ”は実際に、観音を意味する音「KUWAIN」玖波井という実名です。
「 神話や寓話には それに籠められた真実が隠されているんです 」と言ったコミュウのお父さんの本「昔話と秘伝」の話も実話です。
小説の通り、相撲の語源である 次元の領域を争う国譲りの神話さながら、コミュウの家は土地の境界線を巡る裁判もされています。
2007年10月22日この島で、白鳳を招いた相撲大会も執り行われました。
ここのエピソードは、ご本人の了解を頂いているので実話であると明かします。
外界に事象を確認できる物を現実と呼び、見えない物は虚構と呼ぶ・・
この物語は人間の内側に深く広がっている多次元世界を扱った虚構ファンタジーです。
常識と思っていた五感世界は、実は薄っぺらい氷の上を歩いているような危ういものでした。
氷の下には、圧倒的な大きさの「状態次元」の宇宙が広がっています。
私と一緒にゾディアックの世界を旅して行きましょう。
★ 2 ★
ゾディアックでは、いつも「眠り」が出てきます。人間の人生の3分の1は眠っている状態で
起きている時間だけが人生ではありません。
むしろ眠っている状態「潜在意識」の時の方がメッセージを受け取りやすいのです。
起きている時 魂は半分眠っています。
「 また夢を見ていた
空を飛ぶ夢。13歳のあの朝に感じた至高感が ・・
残り香のように蘇り 身体に絡みついたまま、
うっとりとした微睡みが 目覚めた後もまだ残っていた 」
この何度も登場する夢は、13歳の ある春の朝に感じた夢の至高体験が元になっています。
人は何度も同じ夢を見る事がありますが、その人にとって重要な何かを潜在意識が教えて来る
メッセージである事が多いのです。
スイスの心理学者ユングが有名ですが、彼は「普遍的無意識」という考えを主張しました。
夢は自然界に繋がっており、地球の古い歴史の中で積み重ねられた様々な文化も関わっていると言いました。
彼が夢によって教えてもらったものは
「エネルギーは必然的に対立があらかじめ存在することを前提にし
対立がなければエネルギーが生ずる可能性も全くない。
生きとし生けるものは、すべてエネルギーで、それゆえすべて対立に頼っている」
というものでした。
陰と陽の振動
ゾディアックでは この宇宙が生み出す時間と空間の流れを
まるで逆回しの時計のように、私達の内宇宙に遡って行きます。
人間歴が生み出して来た対立のカルマから、そのエネルギーを元に
統合のダルマに向かって意識の覚醒の旅 リターンが始まります。
この物語は、後から後から・・ 最初にあった話が、真の姿で登場し
明らかになって来ます。
何度も過去と同じフレーズが出てくるのは、まるで時間が過ぎ去っていない
今という瞬間「解る」を味わう為です。
ゾディアック(3)
「 僕は君の瞳に太陽を見た その輝きは今でもあるよ 」
私は言った
「 昔女の子がいたの その子は怯える事を教えられて育った
太陽は怖いものだと、太陽は敵でいつか太陽に傷つけられると
だから晴れた日に外で遊ぶのを怖がったとしても
その子のせいじゃない・・人は変わることなどできないわ 」
彼は答えた
「 僕らはお互いを分かりすぎていた
初めて出逢った瞬間から
その後の出来事は もうどうでもいい・・
すべて過去だ 何もなかったと同じ 僕の遠い記憶だけだ 」
これは、最新ゾディアック(8) で
チャクラワークを通して更に明らかになります。
「君の瞳に見た太陽」とは「外に映した魂」の事で
「女の子が太陽に怯えて 晴れた日に外で遊べない」のは、
転生の度に外の世界に何度も傷ついて来たマインドを現します。
作品名:【 番外編 】 ゾディアック 解説版 作家名:sakura