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魂の回廊

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ようこそ、我がミュージアムへ
御存じだと思いますがここで展示されている物は少々変わっております
そのためお客様のお眼鏡にかなうものがあるかは保証できません
それゆえ入館料は頂いてないのですが……
御託はこれ位にしましょう
では、ご案内


第一の作品は「魔女の怒り」でございます
この作品は魔女狩りにあった母子の……おや、何もないとおっしゃるのですか
もしや、お客様当ミュージアムに関して何も御存じない?
珍しいですね、ここの存在は知っているのに実体を知らないお客様は初めてです。一体どなたからここの場所を聞いたのです?

おや、これは失礼いたしました。おっしゃる通りです、これ以上詮索は致しません
では僭越ながら説明いたします
当ミュージアムは人の魂を展示しております
この世に恨みを残して死んだ者、死んだ事に気づかずに彷徨い続けている者……様々な魂を集め展示しているのです
これらの作品を見るには魂の波長が合わないとご覧になることが出来ません
ただ一つでも作品がお見えになったお客様はその美しさに虜になってしまうのです
ここには様々な魂が展示されているのでお客様の波長にあった作品がきっと見つかる事でしょう
では次の作品へ……


お客様次の作品で最後となります
きっと次の作品こそ、お客様の魂と合う事でしょう
ところでお客様お気づきでしょうか?
分かりませんか?ここは最初にお見せした……まぁお客様には見えませんでしたが……そう「魔女の怒り」の前です
貴方はもうここから出る事は出来ません
言ったでしょう?次の作品はお客様の魂に合うと
なぜなら貴方が作品になるのですから

まだ理解できない御様子だ
お前の魂はもうこのミュージアムに組み込まれたんだよ
お前は永遠にこの回廊を彷徨い続けるだ、作品としてな
だが御安心下さい。作品として組み込まれた今、他の全ての作品をご覧になる事ができますよ
ただ彼らの憎悪を、この回廊に縛りつけられ醜く歪んだその怒りをその身に味わい続ける事になりますが


おや、次のお客様がお見えになったようだ
ふふ今度のお客様はどのような魂を持っているのだろう
作品名:魂の回廊 作家名:ハヤコー