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ごみ箱

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 どうして自殺防止活動なんてものがあるのだろうとふと思った。
どうして夢・希望を持つように勧めるのか。無かったらないで過ごせばいいじゃないか。
死にたくなったら死ねばいいじゃないか。恐怖心で死ねないのなら恐怖心に従えばいいじゃないか。
万物は他の個に互いに干渉している。
人間だって同じだ。一人では生きられない という言葉はこれに由来しているのだと思う。
人間であると認識している間は、生きている。そうなると色々と面倒だ。
生きてしまっている以上、生きることを目的に過ごさなければならない。
それが苦になっていない人は別に問題ない。しかし、生きる気がない人もいる。
なら死なせてやればいいじゃないか。なぜそれが倫理に反するのか理解できない。
そもそも倫理という存在が邪魔でならない。言語だって、思力考能力だって邪魔に思える。
発達しすぎたせいで、人間という存在がとても面倒だ。
それは現実逃避だという意見もあるだろうが、だったらなんなんだ。
悪いのか。良い悪いという価値基準を設けて何がしたい。なんて面倒なんだ。
学生というよくわからない行動をやめ、一日中こんなことを考えて過ごしている。
こんな面倒な「生きる」という行動を捨てたいがために自殺する日もそう遠くはないだろうと思った。
数日後には、この文章を作りサイトにアップしたという行動も面倒だったと感じるだろう。
なぜか今は面倒に感じない。
こうして知らず内に他人に干渉している自分を認識した。
作品名:ごみ箱 作家名:だーりん