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告白日和、です!-小泉花陽-

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2話 友情も好きも




会えるかも今日は心が騒いで
スキップしたくなった
ときめきに踊る瞬間…


「うぅ…わからないよぉ…」
「かよちんどうしたにゃー?」
凛ちゃんが顔を覗き込んでくる。
「ここの方程式のやり方が何度やっても違うの!もうダメ…」
「かよちんしっかりして!!」
凛ちゃんがすかさず私を支える。
私は涙目になりながら机に手をついた。
「凛もこの問題わかんないにゃ〜。数学が悪いんだよ!かよちん!」
「ううぅ…」
私は考えることをやめた。
その時カタッと隣から音がした。
顔をゆっくり上げるといつ会ってもぶつかるとなりの席の相手『上条流夜』がいた。
「あ、これなら俺わかるよ。花陽教えようか?」
「ちょっと上条!かよちんに馴れ馴れしいにゃ!」
「はいはいニャンコ。でどうする?」
凛ちゃんを適当にあしらうと上条くんは
私の顔を覗き込むように言う。
「迷惑でないなら…」
できる限りの声量で私は言った。
「じゃ、決まり。はいニャンコはお座り。花陽はペンをもつ!」
凛ちゃんは顔を俯かせ、静かに席へ座った。

「で、ここをこうして…っと。」
上条くんはスラスラと解いていく。
「す、すごい…。解けます…!」
私はさっきまでつかえて取れなかった何かが取れたようにスラスラと解き始めた。
「ありがとう…!上条くん…」
精一杯の笑顔を浮かべると上条くんも笑顔を向ける。
「また分からないとこあったら聞いてな。」
頭をぽんぽんと撫でると私は顔を真っ赤にしてしばらく経ってからもう一度問題を解き始めた。


学校が終わると急いで家に帰って塾の支度をする。
会えるかもしれない、今日は。
上条くんはたまに塾を休む。
その隣の空席を見つめてなにかを思うけど何かはわからない。

「はぁっ…はぁ……っ」

息を荒げて教室へ飛び込む。
「花陽?」
「ふえ…?」
「はっはは。どんだけ急いで来たんだよ。ニャンコは?」
「えっと…今日は風邪らしくて。」
「そっか。俺移されてないといいけどな」
笑いながら上条くんは言う。
つられて笑うと私はゆっくり上条くんを見つめた。

「花陽も気を付けろよ。」
「う、うん…」


最近上条くんといると鼓動がする。
どくんというか、とくんというか。
そんな人類特有のあの感情に襲われる。
だけど私に恋なんてわからない。
こういう時凛ちゃんになんでも相談できたらいいのにー。


「復活にゃー☆」
マスクをつけて登校した凛ちゃんはテンションが朝から高かった。表情は見えないが、いつもよりテンションが高い場合は熱がいつもあるので今もあるのかなぁ…とか一人で思っていた。
凛ちゃんは教室に入ると突然教卓でポーズをとる。
「あ、凛おはよー。なにそのポーズ。熱上がりなんだからおとなしくしてなよ」
周りのクラスメイトたちが続々凛ちゃんに話しかける。
凛ちゃんのテンションに何気苦笑いだけど。


だけどその、油断した瞬間。
凛ちゃんはバターーンと音を立てて倒れた。
まさに倒れ。

「あれ…………?かよちん……?」
凛ちゃんは目を覚ます。
あれから保健室に行き熱を計ると謎の38.9℃でそのまま凛ちゃんは早退せずに寝ていた。

「凛ちゃん…無理しないで?」
「え?」
「花陽、凛ちゃんがいないと友達も凛ちゃんみたいに多くないしひとりぼっちになっちゃうと、思う。だから今日無理してまで来てくれたんだよね…?」
「……うん」
凛ちゃんは俯く。
「だけどね花陽大丈夫だから。本当は寂しいけど大丈夫。だから凛ちゃんは自分自身を大事にして」
「………」
凛ちゃんは俯いたまま何も喋らない。
「凛ちゃん?」
「かよちんは上条が好きなの?」
「えっ?」
「凛、バカだし気が利かないし……上条が好きだともう、一緒にいれない?」
少し声が震えていた。

そんなことない。って、言えなかった。
「私はまだ….上条くんのことよくわからない……だけど凛ちゃんとは一緒にいたいし可愛くてこんな花陽を慕ってくれる大切な友達だよ。」
「かよちん…」




「ありがとう…」





(2話目にしてネタがない!雑になってごめんなさい。今回はりんぱな中心。友情を見つめなおしてみました。ごめんなさい正直ネタがありませんでした!!)