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心の恋人

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カフェはどちらかというと落ち着いた感じの
大人の雰囲気のあるところ。
以前愛子はここに友達と待ち合わせたことがある。
娘達のお世話になったヘルパーさんと。
そしてこの雰囲気をとても気に入っていた。

元々人見知りなところもあって(人には気づかれないようにしている)
懸命に話が途切れないように話をずっとし続けた。
美味しい珈琲の店だったかがあまり味も覚えていない。

誕生日の当日に待ち合わせ場所や内容をもう一度確認して
1時間半ほどでその店を後にした。
軽く握手をして別れた。

印象は思ったとおり愛子より年上、そしてとても優しい感じの人だった。
しかし心の中まではさすがにメールのやり取りと1度会っただけではわからなかった。
作品名:心の恋人 作家名:愛子