【end story】〜prologue
ここにいる皆、誰もが、こんな事になることを想像出来ただろうか?
それは、皆が笑顔になれる、そんなものではなかった。
それでも僕は皆が笑顔になる可能性があるのなら、皆の為に、
消えて行くよ
そこにいるほとんどの人間が目から悲しみを流している。
誰に向けて涙を流しているのか、それは、その状況さえわかれば誰にでもわかる。
そこにいる人達は、一人の男に、涙、下を向いて悲しみを堪えるもの、それらがいた。
皆とはもう会えないね
そんなことを男は呟き背を向ける。
大丈夫、また
あえるよ
作品名:【end story】〜prologue 作家名:泣き人