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とある時代、15歳になった少年‘カンナ’は、昔付けられた火傷の傷によって、ひどい虐めにあっていた。
両親は早くに亡くなり、住んでいるのは村外れの宿。そこは不思議な老婆が管理していて、老婆の手伝いをするのがカンナの役目。カンナは誰の愛情も受けず育てられたため、感情の一部が欠落していた。いつも誰かの愛情が欲しかった。
そんなある日、裏山で山菜採りを頼まれ、山菜を取っていると、普段は来ない村の人間が1人、山にいるのに気付いたカンナ。動物だと思い、雑草をかぎ分け見てみると、一人の少女‘梁(ヤナ)’がそこにいた。その日から、悪魔の子として扱われてきたカンナの人生が変わった。

今は無き時代の物語。