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八峰零時のハジマリ物語 【第二章 015】

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 俺は、何とか高志から逃れようとするが、さっきの二人とは違って簡単には抜くことができなかった。
「や、やるじゃねーか、高志っ!」
「へっ……それはこっちのセリフだぜ、零時っ!」
 俺は右にフェイントをかけ、高志の身体を振らせる。
 そして、それを見た俺は、すかさず身体ごと回転させ高志をかわす……はずだった。
 俺が身体を回転させた側に一人の男がいた。そして、そいつは俺の動きを予測していたようなタイミングで俺の左足からボールを華麗に奪っていった。

「……悪いね、零時くん」
「!?」

 ボールを奪われる際、その男の肘が俺の顎に接触――その瞬間、俺は意識を失い、その場で倒れこんでしまった。