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アラフォー同窓会

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アラフォー同窓会

私と彼は6年前、彼が35、私が32の時結婚した。
私の名は美央、彼は哲星(てっせい)という。私は彼を哲ちゃんと呼ぶ。
彼は優しくて家事も手伝ってくれて、日曜大工もし、休みの日は料理をふるまってくれる。
私は雑貨を見るのが趣味だから一緒にモールに行ってAfternoon teaやPULZAやNatural kitchinとかで雑貨を見る。そのとき彼は退屈しているのかもしれない。
 彼はスポーツジムで水泳をする。泳いだ後必ず、豆乳を飲んで筋肉を鍛えている。筋肉には豆乳がいいらしい。その時私は少し退屈する。
 
 そんな彼の不安な所は一つの職場で長続きしないこと。彼は介護の仕事をしているヘルパーだが長くて3年短いときは、3か月で仕事を辞めている。急に仕事を辞めるから仕事をしないで、家で絵を描いている時もある。生涯収入はパートより低いだろう。

ニート以上パート未満。

そんな私にも友達がいる。大学で知り合った友達だ。普通同窓会は年に1回やるかやらないからしいが、私達は月に1回は会っている。

簡単に紹介するとまず明美。NY出身のアメリカ人の彼と結婚した。NYで式を挙げ、私もその時、NYに行ったけど、今は彼を日本に呼んで、日本で暮らしている。

次に幸子。教師をしている。教師同士の職場結婚をし、子供を持ち、安定した生活をしている。

宏美。テニスのアマチュア大会で入賞。ゴルフのアマチュア大会も入賞。今は競争事が好きでなくなったらしく、スキューバーダイビングを海外のあちこちでやってるらしい。

瑠璃子。芸術家の彼を持ち、彼は自らのブランド会社の社長であり、デザイナーでもある。そんな彼を支えるのが生きがいだと瑠璃子は言う。

そして最後は友子。女でありながら障碍者施設の施設長をしている。NPO法人だ。

しかしこれらの紹介は表向きの紹介で自分たちの事を良く知っている私たち同士では、同じ紹介でも大分ニュアンスが違ってくる。
作品名:アラフォー同窓会 作家名:松橋健一