°+独白の詩。*
手を、伸ばしても
目を、凝らしても
近づかなくて
羽があったらのに
空の欠片でもいいのに
何もない背中が寂しくて
流れ星を探していた
そうやって背伸びをしていると
だんだんだんだん疲れてきて
もういいかなって、自分に聞くの
もういいよって、いってほしくて
私はなんでいるのかな
空を見上げるしかないくせに
空を見えるようにしたのなら
羽も生やしてほしかった
空なんか無くなれと息を吐くけど
見上げたら何も言えなくなって
また無性に手を伸ばす
私なんかここまでだ
私なんかここでいい
空を綺麗と思える私で