KGU~CODE:ZERO~
事があったのは、十年前の世に言う《皇申の乱》の始まりで天皇家の長きにおける政治が終焉となった。天皇不在のこの国に変わって現在政治を立て直しているのが、KAS(久之宮朝倉阿之(ひさのみやあさくらあの)親王(しんのう))と内閣首相の清水春水である。この大学を設立した当初からの仲で、エンペラーは異能を神により奪われた。そして・・・七つの大罪は各七人に罪を背負いその”異能”は全ての異能者ですら絶対無二の神の至高の産物であったが、エンペラーはここ数年姿を消して世に賊さず世捨て人として支えていたのが、尾野であった。
元CODE:EDENの金にガメついて『銭ゲバ』の異名で多くの異能者を葬ってエンペラーと共にここ数年間潜伏で身を隠していた。
しばらくして、十年後の現在・・・・彼は、KGUの黒門前に立っていた。
全身黒いコートで長身の男。彼は、黒門の前でこう呟いた。
「久しいなぁ~十年振りか・・・・」そう振り返る彼の名こそ伝説にし、最悪の異能者“エンペラー”十年前に忽然と姿を消した元CODE:EDEN十二席目の男。現在は、CODE:ZEROとして、異能者を燃え散らしている。
「お前も?尾野・・・カネにがめつい女が俺に用か?」エンペラーは尾野と一緒に居た。
「アンタを探したわ‼九億はたいてアンタを雇う」尾野にエンペラーは説明すると、黒門を抜けて200m先に神宮文庫がある。現在ここは、一億五千冊が揃う世界最古の図書館である。俺達は、神宮文庫である人物と遭遇した。
「倉(そう)陵院(りょういん)真(ま)尋(ひろ)ッ‼SEEKERの人間に寝返ったZEROの人間だぞ」エンペラーが、感づいて走ってガードーレールを飛び越えて神宮文庫に入ると、EDENとBASUTERの人間に囲まれた‼
「その面ぁ久しぶりじゃありませんか?エンペラー殿」黒いコートで髭面の青年どす黒く暗黒に堕ちた伝説の暗黒異能者“ハマショー”とその一味約百名がエンペラーと尾野を取り囲み絶体絶命であった‼
「情けなくて反吐が出るな・・・スイカ野郎」その時、懐中時計をぶら下げてハットを飛ばしてギターで音の周波を一律にして音の変換で♯にした。
「ソウル、闇に堕ちろ 暗い先に未来はない 俺達の勝利」すると、ギターの激しいロックRBが轟音と他の異能者を蹴散らした。
「耳、耳がァァァァァァァァ――――――」聴力を失う異能者にエンペラーは、蒼い(サ)焔(タン)で異能者を遺伝子残さず燃え散らした。
「あっ、あっづいぃ・・・ぐあぁぁぁぁぁぁ」クズの叫びすら聞こえない一度サタンを使えば人には戻れない。闇の世界で生きて自分自身異能者ではなく、普通の生活を送りたいが手がかりはない。クズを始末するしか人である仕事がなかった。涙を流し手が震えるエンペラーにハマショー・白宮・小野田・加藤・続・守末川・山安が襲撃してきた。
「あの世にイッチマいなァァァ――――」エンペラーは、静かに目を閉じて左腕にサタンを宿して白宮・小野田・守末川三人同時蒼い焔で燃え散らした!
「あああぁぁっ・・・・あづぃいいい・・あづいぃいいい」熱いと叫ぶがその時に異能に覚醒した。「ヘル・ブリザード」煉獄の氷河が、守末川を冷やした。
「勝手に冷やさないでね、白君・・・まぁ、礼は言うわ」守末川は、コートを脱ぎ革ジャンを脱ぐとその身体は何千何万の異能者を身体で弄り・・・多くの異能者は、性の奴隷となる異能。俺は、右腕に橙色(ベル)の焔(フェゴール)を宿して守末川の胸に直接焔を押し込んだ。
「っあぁはぁぁぁ!」エンペラーの目が悪を憎みクズを見下ろす目が、痛む守末川の異能を無効にした。「俺の女ぁになるか?」拒む守末川をエンペラーはほっておいて白宮と闘った。
「てめぇー、器の小ぃせぇー餓鬼が俺をぶっ殺せるのか?返り討ちにしてやらぁ」白宮の氷河が神宮文庫を凍りついて氷点以下になると寒気がして息が白く凍る。
「ウルム・零度」白宮は、氷河が連なりエンペラーの足場を凍らせるがエンペラーの蒼い焔が、氷河を溶かしてゆっくりと腕を鳴らして目にもとまらぬ速さで白宮の首を掴み1・・2・・・3・・とカウントした。
「燃え散るがいい・・・双魔の十字架・・・」白宮の心臓に蒼と橙の焔が白宮を燃え散った。「アイス・ぐっへほぉほぉほぉほぉほほぉ・・・ブリザーラ」諦めずに氷河の剣がエンペラーの足をすくうと「ぐぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」怒りが骨の髄まで届くとエンペラーの姿が、“人”ではない「地獄の皇帝」どす黒いコートに殺気の集まり目が不気味に悪魔の目となり、緑色(ベルゼ)の焔(ブブ)が白宮を一撃で貫いた。「畜生ぉぉぉぉぉぉ」氷河暴走して、神宮文庫の外まで冷気がカンパとして凍りついてエンペラーがバク転してのサタンで白宮を黙らせた
「黙れ」エンペラーの焔により、白宮リタイア。
「時空の流れよ・・・皇帝の焔よ止よ」
「続・・・久しゅうな・・・俺のサタンをのこのこと神なんざ奪ってよ」背後に燃え盛る蒼い焔が続の異能を反射させて自分の時空がとまった。
「虎穴ズンバァ墓穴掘ったあぁなぁ‼」サタンが続を飲み込み倒した。殺しはしない。いしきがないだ。
「・・・(また人を殺めかけた)」顔をあげて残りの加藤と山安と小野田を睨んで、焔が制御されなくブォーンと熱く燃え盛る。
「分かりな、俺は・・・お前をwwwww・・・ぷぎゃぁ」サタンの使用回数も無くなってきたので、ベルフェゴールに切り替えた。
「FREIM((焔よ) AS(しかり、) NOT(無いが) YOUR(あんたの) SOUL(魂) SHAR(分かるだろうが)? DEVIL(悪魔は) FREIM(燃え散れ))」ベルフェゴールは怠惰でエンペラーですらストレスがたまるがエンペラー自身全てを受け入れて三人相手に、拳を握りしめて本棚をぶっ叩いた。
「・・・・」黙ったまま動こうとはしない。加藤のゲームの異能がエンペラーにHPとAP上に攻撃バーと防御つき。
ララララララ~テテテテテテン
ラララララララ~テテテテテン~ダダダダダダン
ダダンダダンダンダダン~テテテテテテン
妙なBGM入ってますよね。
「ヒャハハハハハハ・・・・さ・つ・じ・んショ―TIME」加藤はメガネをかけてアタッシュケースでスーツ姿にプーマのショルダーカバンをぶら下げてエンペラーの死のゲームが始まった。「DED CROSS DEVIL WOUMAN MAN VARJIN BRUST TYUING SHY」ベルフェゴールの要求に耳を貸さずに耳をすませると坊屋と尾野が間に合った。
「守末・・・てめぇーの異能をベルフェゴールに貸せ」エンペラーは傷ついた守末川の身体とベルフェゴールが交わりその契約の焔がエンペラーの窮地を助ける。
「闇色の月光の聖者達《ルージュ・ドゥ・ベルフェスチアルム・フレイム》」漆黒の焔が、加藤を蝕みそして、ヘッドロック・・・・泡を吐いて気絶。元SEEKERですらエンペラーに勝てないのだ。
「尾野ぉ助かったぁわ・・・なんぼはたいた?」指さす守末川は体力がなく尾野は、茶封筒の万札を数えながら大声で成果を言った。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain