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レストラン

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俺は厨房の外へ出た瞬間、左足のアキレス腱らへんに包丁が刺さる。アキレス腱を斬られると歩けなくなるのは知っている。
俺はバランスを崩し、その場に倒れこむ。後ろからあの斧を引きずる音が聞こえる。俺は匍匐前進で前へ進み、レストランの外へ向かう。
「どこ・・・行くの?・・・もっと遊ぼ?」
その声は生きていなかった。俺は地獄から直接話しかけてきたように聞こえた。
息を切らし、体を引きずってるため体全身が痛い。だがそんなことも恐怖でかき消され、ただ逃げることを考えていた。
あと10mで出口。あの歩く速度だと逃げれる。
あと5m。途端に「待てぇ・・私を置いていかないでぇ」とけらけら笑い、だんだん音が近づいてきた。
あと1mもない。そこで俺の顔の前であの女の足があった。
見上げると、確かにあの女だ。そして最後に俺に死神が笑ったような笑顔を俺に見せ
「ばいば~い・・・けけけ」と肩に乗せてた斧を振り下ろす。
作品名:レストラン 作家名:DG4