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セテゥンタ
セテゥンタ
novelistID. 44095
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声は聞こえど、顔は見えず

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Q「あなたの血液型を教えてください」
A「私の血液型はA型です」

Q「あなたは人に積極的に話すタイプですか?(YES/NO)」
A「No」

――以下略――

ご記入、ありがとうございました。
あなたに向いている職業は【手に職系】のようです。
「手に職系ってなんだよ?」
際立った個性を持っているあなた。
人から『変わりもの』と呼ばれることがありそうです。
「褒められてるんだよな……これ……?」
そんなあなたに向いている職業は、『職人・作家・占い師・デザイナー・冒険家など』です。
「作家は良さそうだなぁ。今より、時間に縛られなくなりそうだし。けど、他はどうなんだ?特に冒険家ってお金になるのか?」
「不服ですか?」
「いや、不服ってわけじゃないけど……」
「あれ?今、誰かがしゃべったような……」
「私の声が聞こえているでしょ?」
「パ、パソコンから声が?!そんな馬鹿な!」
「私の名前は、棒読みちゃん」
「いつも、あなたを観察し、ずっと!ずっと!見ていました」
「お前は、ストーカーか!」
「ストーカーではありません。私はただのツールです」
「あなたにダウンロードされたあの日から……。ずっと!ずっと!見ていました!!」
「怖ぇ~よ!!」
くそっ!早く電源!電源!きれろ……。パソコンの電源……。
「そんなことしても無駄です!!」
その声はパソコンからではなく、俺の背後からだった……。