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切り裂き島での5間日記

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~2日目~8月10日
俺はすぐさま跳ね起きた朝。時刻は・・・時計がない。日記を書いてる今は夜、俺は安全を確保してから日記をかいてるからもしかしたら追われてる最中に落としたのかもしれない。もし見つけたら俺の墓の前に置いておいてくれ、息子からもらった奴でハローメツキーの奴だ。
とにかく、今回の日記は「ジャック」の手がかりを手に入れた。あいつが持っている武器だ。「ジャック」の武器
・チェーンソー
・サバイバルナイフ×2
・謎の日本刀?×2
・ミニナイフ(見る限り裾に入れてあるので本数不明)
だ、チェーンソー両手に両膝の腿あたりにミニナイフ、腰にさあイバルナイフをぶら下げ背中にクロスに刀を背負っている。だからじゃらじゃら音が鳴る。
俺はそのことに気付いたのは、今さっき。この島は半分墓場で山の向こうは殆ど工場跡地みたいなものだった。俺は今、従業員の簡易室みたいなとこにいる。食料は残り半分、パン2つと果物がリンゴ半分とブドウ1房と水が大体1L。警察に連絡したのは1週間前。まだ助けが来ない。連絡が来ないのだ。俺は日記を書きながら携帯になるのを待っていた。もう充電がないから無理だけどな。
そしてもしかしたら日記をかき終える前に死んでしまうかもしれないから書いておく、息子よ、妻よ、こんな俺を許さなくていい、ただ1つだけ、2人とも元気でな。


――――寝る前に読んだら涙が溢れている。親父はその時どんな思いをしてたのだろう。それと俺があげた時計をまだ持っていたとは思いにも寄らなかった。犯人はもう捕まった、親父にそれだけ言いたい。犯人は親父の友人の武藤信介。俺を凄く可愛がってくれた人で、俺が25歳の頃、親父と旅行に行った。よく考えればあれからもう2年経っている。今年で俺は27。親父がちょうど俺のお袋と出会った時期だとお袋は言う。
つまり俺にも妻がいる。ちょうど親父がニュースで行方不明と聞かされたころだ。しかも「ジャック」らしき人が墓場の前で倒れていた。「ジャック」は気を失っていて、すぐに警察に連行されたらしい、だが親父の身元が確認されてないらしく「ジャック」曰く「殺してやった」だそうだ。
「先生!」
いきなり助手の高橋牧夫が入ってくる。
「なんだ?」
「そんなこと言ってる場合じゃないです!とにかく来てください!」
と高橋に連れてかれると、そこに日記に書いてあった「ジャック」の武器一式が並べられていた。
「どうしたんだ?これらは・・・お前が持ってきたのか?」
「はい!捜査班がこれを海の中で見つけたそうで、だから先生を呼んだのです!」
「そうか、ならまたこれで親父を見つけられる。もしかしたら海の中かもな」
俺らはその夜、寝ずに手がかりを探っていた
作品名:切り裂き島での5間日記 作家名:DG4