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言の葉は
伝えたい｢事の端（はし）｣
重ね重ねて織り成す景色
心の綾を
広げてみようか


無機質な　携帯電波の　せいにして
聞きたい言葉　何度も言わせる


次はもう　ないかもしれぬと　思うから
醒めない夢を　シーツでくるむ


この橋を　渡ったならば　引き返す
術を失う　夢の浮橋


一歩ずつ　確かめながら　進んでも
浮橋ゆえに　揺れる足元


覗き込む　心の奥底　闇ありて
恋のコインを　落としてみたし


体から　にじみ出るとの　錯覚に　
捕らわれるほどの　君への想い


一陣の風　
吹き過ぎて　
残されし
内なる砂漠に　
彼の人の影


身にまとう　衣の重さ　感じるなら　
時には全てを　晒してみせる


身にまとう　想いの衣を　はずしたら
軽くはなるけど　淋しいばかり