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おもかぴえろ
おもかぴえろ
novelistID. 46843
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徒然な日常

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 離れたところに住む人とお話できるアイテム。
 それは電話。
 携帯電話が普及して久しい昨今、電話トラブルが割りとあるなっちゃんです。
 それは何かと言うと。

 おねいちゃんの場合。

『……そうなの、それでねぇ』
「うんうん」
『どーしようもなくて。これってどー』
 ブチッ。
 ツーツーツー……。
 元彼と付き合っていた頃、相手の浮気癖に泣きが入った話を聞いていたら始まって5分もしないうちに切れます。
「……」
 暫く後に折り返しが掛かり。
『ごめんねぇ、ダーのメールだったわよー』
「……また?」
 実は良くある現象です。 


 古い友人みゆちゃんの場合。

「最近どうよー!」
『最近? バタバタよー』
「相変わらずかよー」
「……ナツうるさい……』
 遠くでボソリ。
「……あ?」
『ナツ?』
「いま、なんか言った?」
『いや?』
 明らかに誰かの割り込みコメントが聞こえたり。


 相方あーちゃんの場合。

「今日は遅くなる?(声量並)」
『ゴメン聞こえない』
「おそくなるのー??(声量やや大)」
『あー、まだわかんね』
「(がさがさ聞こえる)え? 何?」
『今運転中ー?(声量大)』
「いーやー?(声量大)」
『メールーしーてーくーれー(声量大)』
 あーちゃんが故障を疑って帰宅前にショップに持っていけば実は異常なし。


 祐ちゃんの場合。

 プープープープー……。
 数回に一回は掛かりもしません。

 結論としては「ナツのときだけおかしい。邪魔されてるんじゃないの?」と。


「私、わるいことしてないよねぇ!?」
 言い掛かりに近いあまりの不具合さになっちゃん御山に向かって叫びましたとさ。

作品名:徒然な日常 作家名:おもかぴえろ