究極のエナジードリンク
俺の目の前には白い液体が入った茶色い瓶が置いてある。
町の外れでポールマッカトニーに似た行商人が売っていたものだ。
最初は半信半疑だったが、マイケルジャクソンに似た青年が行商人から手渡されたこのドリンクを飲むと、ボブ・サップ似のおじさんを腕相撲で負かせるほど強くなっていたのだ。
これは本物に間違いない!。
一本20ドルと値段は少し張ったが、その価値はある。
これさえ飲めば自分もムキムキになり、女の子にモテモテになりウハウハなのだ!
高鳴る胸を抑えつつ、瓶のフタに手をかけたのだが…
「フタが固くて開かない…」
作品名:究極のエナジードリンク 作家名:葱奴