ナノチュッパチャプス
大手メーカーのギリコは新商品として「ナノチュッパチャプス」を発表した。
キャンディの大きさはなんと従来のサイズの1億分の1である直径約3nm!
フレーバーはストロベリー、コーラ、オレンジの3種類だが、小さすぎて電子顕微鏡を用いないと区別がつかないとのこと。
何故このようなものを作ったのか、開発者に質問をぶつけてみた。
「現在の最新の技術を使えば、チュッパチャブスがどのくらいのサイズまで小さくできるかトライしてみたんです。まさかこんなに小さくできるとは…自分でもビックリですw」
と苦笑いで語ってくれた。
だが、こんなに小さくして食べれるんですか?という質問に対しては
「それは問題ありません!食べやすいように持つところの棒の大きさは変えていませんから!」
と自信たっぷりに答えてくれた。
商品を見ると確かに棒の大きさは変わっていなかった。
ならばと、1つ選んで口に運んでみる。
棒の先を口に突っ込んでみるが、やはり味はしない。
小さすぎて味がしないのではないかと開発者に問いただしたところ、笑いながら答えてくれた。
「包み紙は剥がしましたか?」
作品名:ナノチュッパチャプス 作家名:葱奴