小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

烏帽子岩　行き交う舟を　数えつつ　
君と過ごした　遠い夏の日


交差点　行き交う人の　せわしなさ　
戸惑いながらも　今日も一歩を


せわしなく　過ぎ去る日々の　重さ噛み　
新たな出会い　待ち望む我


待ち望む　出会いの時は　儚くて
過ごすそばから　過去になりゆく


二人して　明日へ漕ぎ出す　木の葉舟
ゆらり揺られて　手を取り合って　　


いつか見た　群青の海を　貴女にも
見せて聞きたい　心の叫び


染め色を　清き水にて　流し去り
残りし愛が　貴女だといい


思い出し　またその色に　染まるよう
貴女抱きぬ　朝の光に


思い出し　染められし色が　褪せぬよう
貴女を慕う　夜の静寂に


切なさも　哀しみもまた　ともにあり
夜から朝に　想いを繋ぐ