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目印も　案内板も　ないけれど
君が微笑む　そここそゴール


夏の日に　
舞う風背に受け　
歩むとき　
陽は西に傾き　
影を踏み締む


夏の日が　落日の赤に　染まりつつ
サイコロの目で　行先決める


振り返り　貴女の影を　探しつつ
姿が見えたら　ちょっと隠れる


さりげなく　伝えてほしい　何もかも
優しい心も　さよならさえも


思いを伝える　
手段増え　
便利な今もなお　
不器用な　
自分のもどかしさ


不器用な　
心にあいた隙間から　
想いがそっとこぼれてく
拾ってくれたら　
貴女にあげる


強がりで　忘れたなんて　言うけれど　
貴女の好きな　花が気になる


好きなこと　
知らない駅に降りること
季節の風に触れること
それから
貴女と話すこと


他の顔　使い分けてる　時もある　
自分のずるさに　自分で恐れ