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記念日の　ワインをあけて　酔いながら
明日の行方の　光を信じる


酔ったから　少し甘えた　ふりをして
貴女のグラスも　味見してみる　


夢心地　寝ぼけまなこで　見る歌の
ロマンス手前の　ときめきの朝


開けた窓　潮の香りを　感じつつ　
揺れたふりして　肩にもたれる


逃げる影　追いかける影　砂浜に　
夕陽に溶けて　一つに重なる


見つめ合う　貴女の瞳の　憂いより　
貴女と同じ　星を見上げて


見上げたら　冷たい雫が　顔を打つ
涙に混ぜて　哀しみ落ちろ


運命に　逆らうことが　幸せと　
信じた日々も　遠くになりて


今此処に　確かに存在（いる）　ありのまま　
心の内を　歌に託して


遠い海　知らない岸辺に　着いたなら　
そこでもやっぱり　貴女に逢いたい