無職で家無な俺でも運はある(ラスト)
朝、俺は何ヶ月かぶりにベッドの上で起きた。
昨日(もとい前回)の夜、女神は俺のために金と家を出してくれた。
感謝しなきゃならない、そう思い下に降りていく。
だが、彼女の姿はどこにも見当たらなかった。
「おいおい、かくれんぼしてんのか?」
数秒待っても返事がない。
俺はもしやと思い彼女の部屋に入っていった。
すると置手紙がひとつ、置いてあった。
内容は
―――ホムさんへ―――
私はあなたに隠していたことがあるの。多分わかってんだろうけど私は女神界から逃げてきた奴隷なの。女神界では本来奴隷を作っちゃいけないんだけど、私はある取り返しがつかないことをやってしまって、罰として1000年間奴隷をやらなきゃいけないことになったの。奴隷になった私は毎日働いていたんだけどいやになって人間界に逃げてきたの。でも一人じゃ見つかるからちょうど近くにいたあなたに女神として憑いたわけ。でも昨日、私が星の位置を変えたから居場所がばれて、捕まりそうになったの。だから私は別の界へ逃げます。あなたに色々迷惑をかけてしまったけどこれからあなたはうまくやってくると私は信じてる。それと私の名前を知りたがってたわね。私の名前は―――――
で終わってしまっていた。
俺は気が付いたら目に涙があふれていた。
「チクショウ・・・さよならくらい言わせろよ」
また俺は無意識に呟いていた。
昨日(もとい前回)の夜、女神は俺のために金と家を出してくれた。
感謝しなきゃならない、そう思い下に降りていく。
だが、彼女の姿はどこにも見当たらなかった。
「おいおい、かくれんぼしてんのか?」
数秒待っても返事がない。
俺はもしやと思い彼女の部屋に入っていった。
すると置手紙がひとつ、置いてあった。
内容は
―――ホムさんへ―――
私はあなたに隠していたことがあるの。多分わかってんだろうけど私は女神界から逃げてきた奴隷なの。女神界では本来奴隷を作っちゃいけないんだけど、私はある取り返しがつかないことをやってしまって、罰として1000年間奴隷をやらなきゃいけないことになったの。奴隷になった私は毎日働いていたんだけどいやになって人間界に逃げてきたの。でも一人じゃ見つかるからちょうど近くにいたあなたに女神として憑いたわけ。でも昨日、私が星の位置を変えたから居場所がばれて、捕まりそうになったの。だから私は別の界へ逃げます。あなたに色々迷惑をかけてしまったけどこれからあなたはうまくやってくると私は信じてる。それと私の名前を知りたがってたわね。私の名前は―――――
で終わってしまっていた。
俺は気が付いたら目に涙があふれていた。
「チクショウ・・・さよならくらい言わせろよ」
また俺は無意識に呟いていた。
作品名:無職で家無な俺でも運はある(ラスト) 作家名:DG4