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殴り書きBL小説。他サイトから修正・移転中。
オリジナルファンタジーのBL小説です★
ブログに載せていたものを加筆＆修正しながら細々とうｐしていきます。相当マニアックな描写もありますので苦手な方はお避け下さい；
魔法や剣や普段ありそうな会話などを組み合わせ、ファンタジーならではのご都合主義っぷりを発揮しつつ途中１８禁要素を含みながら現在も進めております。

■ミルトランダ編（完結近辺）■
家を追い出されたマルテロの言葉使いの悪さに圧倒されながら、リシェとヴェスカは彼女の話をひと通り聞く。血の繋がりもなく、他人同然の父親と、自分を疎ましく思っている生みの母親、父親が違うものの理解者である妹の四人暮らしの彼女は、妹ばかりを可愛がって自分には見向きもせずに邪見に扱う母親と衝突を繰り返していた。冷え切った親子関係の為に彼女は家に帰りたがらずにいるが、唯一妹の為に毎度のようにドレスを作って着せる事がたった一つの幸せだった。
送り届けた際、リシェとヴェスカは穀潰しと言いながら彼女を殴る母親の様子を見てショックを受ける。妹の将来しか考えず、足を引っ張るのを止めろと言う母親と、妹をアテにして金稼ぎを目論んでいると半目しあう娘の言い争いを間近に見てしまった。
その後、母親は人として、してはならない行動に出てしまう。