無職で家無な俺でも運はある(訂正版の5)
私は女神だが守護霊と言ったほうが近い。
私たちの一族は女神と守護霊の混ざりあいだから、その担当する人が生まれた瞬間から憑く。
私は今は猫の姿だけど、女神年齢はまだ29歳で本当は59歳で、ある日お爺さまが「今まで見てきた中でホムさんの未来はひどい!」ということで唯一のお金の女神の私がこの状態のホムさんを助けろと言われたからいまがあるわけ!
わかる!?無職の息子を「やれやれ助けないと」みたいな感じよ?私はお金の女神だから普通は金持ちになるけど、ホムさんは働いてないから・・・
そう言えば私がなんでキレたかというとホントは「憑く」って言葉は(馬のように仲間意識の心を持つ)という意味でホムさんは「霊が憑く」という感覚だったなの。
私はその時幽霊と同じ扱いなんだな、と思ったから・・・
そんなことを考えている間にホムさんがやって来た。
(全く・・・迷子になったらどうすんだよ)
「ホムさんは私の心配してるみたいだけど、私そのくらいで迷子になるわけないじゃん」
「うぉ!お前、また俺の考えてること読んだな!」
「それより私に謝ることないの?」
「あぁ。俺が悪かった。あれだろ?俺が{憑くって何?}って言ったからだろ?」
「うん、もう二度と言わないでよ?」
「あぁ」
そのあとホムさんは「はぁ」とため息をし、私を彼の肩に乗せられ「帰るか」と言った。
私は「クスッ」と笑い
「ホムさんには家も職もないでしょ」
と言った。
ホムさんは言い返せないので歯を食いしばってるのがわかる。
(くそっ!あの時ちゃんと家に帰っておけば・・・)
「ふふーん。ホムさんあの時のことまだ悔やんでんだ!」
「!?」
作品名:無職で家無な俺でも運はある(訂正版の5) 作家名:DG4