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一ノ瀬ロック革命!!3

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8月1日。
夏休み1日目。
ジリジリと蝉が鳴いている。
あたし、花川明希は学校規定の制カバンとナイロンバックを持って、電車に乗り、学校に向かっていた。
せっかくの夏休みが始まったというのに、あたしってばツイてない…。
っていうか、あたしが期末試験の勉強サボったのがイケないんだけどね。

学校に着いて、3人と挨拶を交わし、自分の席に着く。
やがて数学教師が来て、プリントを5枚渡され、出来た者から帰って良し。と言われた。
本当に苦手な計算を、5枚分もするなんて…あたしは放心状態。
でも、先生に質問したり、あたしなりに頑張って、先生にやっとOKを貰った。時計を見ると、午後2時。朝から昼飯も食べずによく頑張ったな自分!と自画自賛していると、いつの間にか他の3人も終わっていた。
明日も来るように。と先生に言われ、あたし達は帰路に着いた。
「にしても、ウチら以外で補習メンが3人しかいないという事実ww」
実樹が笑う。
「しょーがないよ、こんなの。あっしらバカだし」
望がため息をつく。
皆で笑い合い、「じゃあ、また明日も頑張ろ!」と、別れた。

この頃のあたし達はまだ、翌日にしーから驚きの言葉が出てくるとは思ってもいなかった。

一ノ瀬ロック革命!!4に続く。
作品名:一ノ瀬ロック革命!!3 作家名:爽子