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【Minecraft】 忘れ去られた世界 小説版第1話

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葛藤


それはある夜のことだった。
僕は両脇に木の立っている階段をそそくさとかけあがる。
どこに行っているかといえば、この地方に伝説が残っている井戸だ。井戸といってもメインは神社なのだが。
そして駆け上がり切ると1束の花の前でこう呟いた。
「ごめん」と。
その意味は友人を、大切なかけがえのない親友をなくした、いや見殺しにしてしまった自分の自己満足だった。
それは10年前。俺はあるところのある場所で生まれた。
なぜ場所をいえてないかは、僕の両親が僕の物心あるときにはもういなかったからだ。
まあ幸い爺ちゃんが僕の面倒を見てくれたから僕は死ななかった。
けど僕の生まれた場所を唯一知る爺ちゃんも「お前が大人になったらったら教えてやる」とだけ言い残してこの世をさっていた。
爺ちゃんと暮らしていたからだとおもうが僕はあまりいい環境でそだたなかった。そのため学校でよくからかわれた。
もう10年もたっているから、からかったやつらの顔や服装なんて覚えていない。
でも、こんな僕でもいつも助けてくれる人がいた。しかしその人の顔や体型などはまだ脳裏に焼きついている。そう、その人、いやヒイロと呼んだほうがいいだろう。ヒイロこそが僕の大切な友達であり親友だったそんざいだ。
ヒイロは僕と同じで両親がいなかった。
ある日、僕はいつもどうりからかわれていた。あの井戸のちかくで。僕はいつも何をされても抵抗はしなかった。これが一番相手の怒りを誘わず軽くすむ最高の策だからだ。
しかしその日はいつもとは違った。僕がからかわれている所にヒイロが入ってきた。そして僕を助けようとしたのか、いきなり殴りかかった。しかし2対5で勝てるはずもなく、二人してぼこぼこにされ、神社前の敷地に転がっていた。
「あぅぅぅぅぅ」
「なあ、おまえ、少しは反撃しようとか思わないわけ?」
「思うわけないよ。どうせ勝てこないし」
「そんなのやってみなきゃわかんないだろ」
「現に今ぼこぼこにされたんですけど?」
「確かにそうだなw」
「確かにそうだなwじゃ無いよ。君が反撃したからこうなったんだろ」
「わかったわかった俺が悪かったよ」と言いつつ少し井戸のほうに首を曲げる。
「それよりさ、何でこんなぼくを助けてくれるんだよ」
「お前さぁ、夢って持ってるか?」その人は意味深げに聞いてきた。
しかし僕は即答でこう答えた「持ってないよ。どうせ持ったところで叶わないんだから」頭の中で人+夢=儚の式が成り立つ。
「ヒイロは持ってるの?」
「もちろんあるよ」「俺の夢は・・・世の中の悪を倒す正義のヒーローになることだ」少しこのとききりっとした顔が見えた気がした。
「正義のヒーローか~~。なんかヒイロなら本当になれそうだな」
「なれそうじゃなくてなるんだよ」「そこんとこ間違えるなよ」
「ごめんごめん」
そしてその日は二人とも家にかえった。

そしてまたある日のことだ。ヒイロがもめているのを見た。
ヒイロの行動や言動が気に食わなかったのだろう。そしてそれはたぶんぼくのせいだと感じた。
「助けなくちゃ助けなくちゃ助けなくちゃ助けなくちゃ助けなくちゃ助けなくちゃ助けなくちゃ助けなくちゃ」心が何度も叫んでいるのに体が言うことをきかない。それはたぶん僕があいつらにやられたことの恐怖の感情があるからだ。
そして・・・僕は・・・見て見ぬふりをした。
これが後に最大の後悔になることも知らずに・・・
そして次の日僕は謝ろうとこころに決め学校へと足を運ばせた。
しかし彼はその日いくら待っても学校に来なかった。
それどころか彼ともめていたやつらも来なかった。
先生はその日なにも言わなかったが後から聞いた話によるとヒイロは追い詰められ誤って足を滑らして井戸におちてしまったようだ。
しかし遺体は見つからなかった。彼らがうそをついているのではないかと警察は何度も聞いたが彼らは口をそろえて「井戸に落ちた」としか言わなかった。
そして現在にいたる。僕はほぼ毎日ここにきてヒイロに謝りにきている。僕がどんなに謝ってもヒイロは許してくれないだろう。
でも僕にできることはこれぐらいしかなかった。ヒイロが帰ってくるわけでもないのに・・・
そしていつもどうり自己満足の「ごめん」を言った後に帰ろうとすると、突然井戸が光りだした僕は井戸のほうに戻って光を見ようとした。
「何だ!なんで光っているんだ!?」僕は動揺を隠せなかった。周りに誰もいない、いやいてはいけない時間だこれが大きな独り言で終わってよかった。
そしてのその光を見ようとした瞬間光がきえた。
「あれ?今確かに光っていたよな?」落ち着きを取り戻しつつあった僕に悲劇が起こった。だれかはわからないが後ろから突き落とされたんだ。井戸に。
ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくどんどん溺れていっている上にあがりたいのにあがれない。
そうかこれはきっとヒイロが起こってやったことに違いない。そう悟った僕は死を覚悟した。
「あぁぁぁ僕は死んだんだ。そうしたら個々はどこなんだろう」薄目だったので目を開けて空を見る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ?僕生きてるそしたらここはどこなんだろう
辺りを見回すと家が僕を囲むように数件建っている。ふぅとりあいず心を位置つかせて冷静になると余計わからなくなった。
そして「ここどこだよーーーーーーーーーーーーー」とそらに叫んでしまった。

ここまでが僕の体験した不思議な話だ。そしてこれはその不思議な世界から書いていたらしきものだった。・・・