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ぎーくおぶじえんど
ぎーくおぶじえんど
novelistID. 47644
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(仮)幽霊モノ

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午前4時ごろ、祐二はタクシーを拾い、”彼女”も乗せて山奥のある場所へと向かった。
タクシーの運転手は、運転中背筋に寒気を感じたようだがその理由に気づくことは無かった。

山奥のある場所に着いたときには午前6時。
タクシー運転手にも同行してもらい、懐中電灯で地面を照らしてもらいながら、
祐二は”彼女”から聞いた場所を、実家から持ってきたシャベルで掘り起こしていった。

運転手は不思議そうな顔で見つめていた。

そしてある程度掘ったところで、遂にビニールシートに包まれた”彼女”の遺体を見つけ、
手を合わせて祈った。
その時タクシー運転手は、「ああああ」と叫び動揺が隠せないようだった。

祐二はすぐにタクシー運転手に警察に連絡を入れさせた。
その後、祐二は”彼女”に話し掛け、”彼女”は「ありがとう」と言い残して
すっと宙に消えていった。

しばらくして警察が来た後、祐二とタクシー運転手は事情聴取を受けた。
祐二はその後会社に連絡を入れて、体調不良と伝え、夕方から出勤することにした。