卒業は絶望への架け橋だよ… 〜一日目 パート2〜
「荷物整理は完了っと!」
俺、コハクは遅刻のためバスの係員に荷物を渡せなかった。
それが何かってなるが、この学園では荷物を渡せば入学式の間に荷物整理してくれる。
「バス以外で来た方は、自分でってヒデーよぉ」
ピーンポーン・・・
「ん?誰だ、こんな時に。機嫌悪いしな。。。もう、無視無視」
ピンポンピンポンピンポンピンポ・・・
ガダンッ
「なんかい鳴らせば済むんだよ!」
コハクは、ドアを壊すような勢いでドアを開けると、
『ニコニコ少年』がいた。
「何回鳴らせばって、出ないから。あっ!僕、となりのマル。よろしくっ入学早々のサボリくん!!!」
「ハッ!入学早々サボリってなんだよ。イヤミなら帰ってくれ。(しっしっ)」
そういって払うように手を振るとニコニコと。
「あぁ。ごめんごめん、そんなわけじゃ…あっ!俺、じゃなくて僕の部屋。来てよ」
「えぇ、お前の部屋?なんdって引っ張んなっておい!」
俺の手を、引っ張って本当にとなりだった←部屋に引き込まれる。
ガチャ____
あいつ、鍵しめやがった。なんでだ?
「ねぇねぇ、名前。なにっ!」
「えっ。あ、その…こ、コハク」
「そっか!コハクか…だから髪も琥珀色なの?」
こいつ、妙なとこすきだな。変なの。
「さぁ。でも、親が白の髪と茶色だったから。合わせて似た色の名前って言ってたな」
そうだ、俺の名前。大事な、名前。
「へー。とってもいい名前だね。コハクのなまえって。」
「・・・・・・・・・・・あっうん。」
なんだろう?あったかいな。確か、これを『嬉しい』っていうんだよな
「どっどうしたの!体調悪い?僕、変なこと言った?ゴメン!そんなわけじゃ…」
「そんなわけじゃって二回言った。何、口癖?面白っ!アハハハっ!!!」
「えぇ!ひどいよ。・・・・・・フッ…アハハハハっ!!!」
あぁ。これだよな。楽しいってやつ。
ホンッット、こいつって
「これから、よろしくな!コハク」
「もちろん!マルっ!」
『不思議なやつ』
作品名:卒業は絶望への架け橋だよ… 〜一日目 パート2〜 作家名:コハク