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スターサインプリキュア☆

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第5話「信じる気持ち!目覚めた本当の力」



「…。」
「あ、あのぉ…。」
「…。」
「や、やっぱりいいです…。」
「言いたい事があるならさっさと言えば!?」
星羅はそう言ってロタを置いている机をバンッと叩く。
その振動でロタの鉢は揺れ、そこから少し水が溢れ出た。
「ひぃぃぃぃぃ!」
ロタは涙目になり後ずさりをする。
「…私、そんなに怖い?」
「え、えぇぇ…怖いとかいう問題を超えているような…ど、ど、ど、どうか命だけはご勘弁を…!!」
「私はあなたが何か言いたそうにしてるから言いたい事があるなら言いなさいと言っただけよ。
あなたの命なんて奪うつもり毛頭ないし。そもそも、私はそこまで残虐な人間ではないわ。」
ロタの怖がる態度をよそに、星羅は腕を組み淡々と話す。
「じゃ…じゃあ1つ聞いてもいいですか?」
「さっさと言いなさい。」
「そ、その…なんであんまり驚かないんですか?
変身した時もボクをここへ連れて来た時もすごく冷静…な感じがして。」
「…申し訳ないけどその質問には明確には答えられない。」
「えっ…?」
「私にもよく分からないの…。」
「そ、そうなんですか…。」
私自身も不思議だ。
確かにあの変な人達が現れた時はあまりにも非現実的で少し驚いたけれど、それからはそうでもなかった。
でも正直今はそんな事はどうでもいい。
私は変身したのに何も出来なかった。
私は…お母さんが亡くなってから自分が出来ることは全てこなしてきた。
家の事も学校の事も。
全て完璧にこなしてきたはずなのにどうして今回は出来なかったのか。
お母さんは…ずっと1人で何でも頑張ってきた。
だからせめてもお母さんの母校という繋がりは守りたかった。学校が消えたわけじゃないからいいものの…。
釈然としない。春菜達が出来てなぜ私には出来ない?分からない…いくら考えても。