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7/7無題

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暑い。

そう思った。
千年に一度の暑い夏になると気象予報士が言っていた
初夏この頃この日。

僕は実家にひと月ぶりに帰省していた。

普段暮らしている所は別段実家から遠くはなく、
ひと月に一度という帰省頻度は取り立てる程のことじゃない
と、僕は思う。

家族といくつか会話をしたが、それより気になったのは家の周りの環境だ。
あおくなった。
普段の生活圏は実家よりは都会で、こっちは周り見渡し緑色。
ひと月前と大分違う、夏の光景に夏を実感させられた。

夏は好きだ。
何故かといわれると言葉にし辛いが、
僕の夏に対するイメージが根幹にありそうだと考えている。
暑さの強さと夜の儚さが夏のイメージだ。
夏の終わりと共に消えていく終わっていく話をよく読んできた。
そのイメージが強いんだろう。

あとは幽霊とか妖怪とかそんなイメージ。
どっちが絡む話もやっぱり夏の暑さの終わりと共に終わったり消えたりするんだ。

今年の暑い夏もどんな物語にそんなイメージを付けていくんだろう。
僕が何かをするわけじゃないけど、そんな儚い切ないイメージが僕は好きだ。
作品名:7/7無題 作家名:fg