かど
「何を言っているの!」
誰?
「私はね、機関銃をペンに持ちかえて踊るの」
くねくね。
・・・。
「フォー!」
意外と激しいDANCEだ。
くねくね。
邪魔だなぁ。
「すみません、あの人」
誰?
「あの踊っている人、あなたの親族ですか?」
「いえ」
「なるほど。では私も踊っていいわけですね?」
は?
「それとも、もう帰っていいですか?仕事があるんです」
「え…と…任せます」
「任意で」
「…任意で」
くねくね。ふりふり。
これは一体。
プルルル…。
携帯だ。
「もしもし」
「もしもし、あ、先輩?すみません!電車、途中で止まっちゃって、ちょっと遅れそうです」
「分かった。今どこ?」
「自宅です!」
「・・・」
ピッ。
んだよ、もう…私、先輩としての威厳が足りないのかな。
いや、今のはそれ以前の問題のような。
うーん。
ま、いいか。
「チュロスいらんかねー!!!」
「うるせー!」
「ここは私の喫茶店だ!チュロスはいらんかにぃー!!!」
「いらん!」
「80パーオフ!」
「に、2本!」
「40円!」
チュロス、うめ~。
私、何やってんだ。