君の後ろを ~現在~
確信
「千夏ー。おはよー」
「お。佑香おはよー」
うちは、そこで千夏に海斗が好きかも知れない
ということを言った。
もちろん、千夏は驚いた。
あの、海斗だから。
「佑香は、海斗が好きになったのかー」
「うん」
「にしても、頭ポンポンはやばいね」
それは、うちも思った。
だって、あいつはあんまり女子に話しかけないタイプ
話しかけても、いつも決まってる。
そんな、あいつが。
頭ポンポンなんて、
ありえない。
もしかして。
なんて、ありえない。
一方的な恋でいい。
でも、見てほしい。
そんな、わがまま通じるわけないけど。
お願い。海斗
うちを、見てて。
作品名:君の後ろを ~現在~ 作家名:Rest.