言の寺
『Live ナウ』 もしくは 『手首と剃刀の親和性』
ワタシは今、右手でこの文章を書いています。ワタシは愛美学園に通っています。年は17歳です。「たった17年」とヒトは言うかもかもしれませんが、ワタシはワタシなりに、自分の人生を振り返ってこう悟りました。
「生きていてもいいことはない」
自分を取り巻くすべてのものが、ワタシにそれを気付かせてくれたのです――ガッコウ、家庭、オトナ、先生、両親、アルバイト先の人、部活の先輩後輩、錆びついた譜面台、ボタンの取れたシャツ、掠れた横断歩、轢かれた猫とその内容物、深爪、蚊とかゴキブリ、花粉、大気、空の色――感謝しています。特に矢野めぐみ、枝野美香、山田多香子、山本玲――この4人には、いくら感謝しても感謝しきれません。ワタシをここまで追い込んだのは、主にこの4人です。アナタ達4人は、人生に意味がないことを、ワタシに気付かせてくれた。ワタシに手首を切らせる実行犯は、確かに私の右手だけど、その黒幕はアナタ達。でもそのことを知っているのは、ワタシだけ。だからこうして書いておく。ワタシの手首を切ったのは、実はワタシではなくって、矢野めぐみ、枝野美香、山田多香子、山本玲の4人なのだと、書いておく。アナタ達が事情聴取をされる時、ワタシのこの文章を読まされてアナタ達が、ワタシと同じ気持ちになるように、書いておく。人生に意味なんてないことを知って欲しい。アナタ達が教えてくれた尊い真実を、そのままアナタ達に教えてあげたい。そうすればきっとアナタ達も、ワタシと同じことをするでしょう。手首を切るとどうなるか、もうワタシは血が流れなくなって、右手が止まってしまうまで、実況をするつもりです。
コンビニで買った剃刀は、ピンクとグリーンと黄色の3色がセットです。100均のでも構わないと思う。でもコレを安く買う意味も必用も、もうここにはない。洗面台にお湯を張る。鏡が曇って、ワタシの肌荒れを誤魔化してくれる。ニキビとかも、存在しないということにしてくれる。お湯はもうこのくらいでいいだろうか?手首が浸る深度は確保できたと思う。枝野美香、ワタシに「死んじゃえ」って言ってくれたけど、死ぬということの本質をアナタは、ちゃんと知っている?今からワタシがそれを伝える。山田多香子「お願いだから死んでよエリカ」って言った。笑いながら言った。でも眼は笑っていなかった。お願いされたのだからしょうがない。ワタシは
l,・。。47
あw
今手首を切った。
あtっgっv
ああ
知ってる?山本玲。剃刀の刃って普段は冷たいけど、手首に当てる時だけは、すごく熱いんだ。mk
あ
血がでてきたががっgよ。
すごくいっぱい出てきた。止まらないw 止まらないナウw お湯の中にぶわーと、血が、出てきて、すごくキレイです。血ってもっと絵の具の赤みたいに赤いと思っていたけど、なんかどす黒い。ワタシのだからこうなのかな?どう思う山田多香子。ねぇ教えて。ワタシの血だけが、どす黒いのかな?アナタの色はどう?アナタの肌の下に埋もれた、青い赤い血管の中には、どんな色の血が流れているの?あ、一応写メ撮っくね。
l;・
あ
あ
ゴメンネ。手が震えて、打ち間違い多しw でも消すのがなんか勿体無いから、、直さない。じゃないと今p起こっている間違いすべてが、ウソになってしまう気がする。間違いだからといって、それが真実じゃないなんてことはない。血は臭い。鉄の臭いってよく言うけど、どちらかと言えば錆びた鉄の臭いだよ。関節が弱いあの譜面台に似た臭い。ワタシが抜けた後、だればバスクラを吹くのかな?まぁ、どうでもいいけどちょっと気になったwあ gg
洗面台は真っ赤真っ赤ですw 湯気までほんのり赤みを帯びてますw 一回手首出してみますナウ あ、・・あz‥lz
ああ
あh、。まじヤバ;・ぎいです。
血、もう絶対止まらないでsこれw っmkまじ死ぬんワタシ?
手首のとこ。dからhじひびhじ肘のとこまでm血が伝ってくる、血がお湯よりも暖かいkから、すごくよく分かる。・とめnとゴメンね。
めぐめぐ
わつぃなんかに告白されて、迷惑だったよね。でもnワタシ、好きになっちゃったから、仕方ないよ。ワタシ。めぐめぐがほpんとうに好きだった。どうして自分がオンねこの個に生まれちゃったんだろうって、sぐおく悩んだ。めぐに彼氏ができれ。・それから、イヤガラセみtいなこといして、ゴメン:
めぐ、、g矢野めぐみさん。しあzわせになってね。わしtのことは忘れて、やっぱりワタシは、めぐに嫌なおももいしてほしくないから。石kジし石きがしk/いしきが飛ぶまえに。
; この携?た携帯を。pお湯に、p「沈める。そうsればきっと誰もこのぶんちょうを読めなくなるから、このmこともえいえいに誰も知らずに終わるよね?
ねぇ
そうぢて女の子が女の子を好きになcでゃえあ、いえkないのかな_?もし生まれ変わるなけmきb
ワタシ
g,。、え
s
あ
zz
z
v;g
mっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ@@@@@@@@@@@@@@。l」」」」」」」」」」」ああ747っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっp,、、、、、、、、、、、、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;