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Aに救いの手を_サイレント・キーパー(仮面ライダーW)

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相棒の不調?




「おい、フィリップ!」
事務所の面々は一端捜査を打ち切り急いで事務所へと戻る。
「や、やぁ、翔、太郎・・・・・・」
事務所のソファの上ではフィリップが青い顔をして横になっていた。
「って、どうしたんだよフィリップ!? すげー顔色悪いぞ!?」
「・・・・・・ふ。・・・・・・問題、ない・・・・・・」
「いやいや、全然そうは見えねーって!」
「・・・・・・ちょっと体調を崩してしまったみたいでね・・・・・・」
「体調崩した、って。ついさっきまでは普通に元気だったじゃねーか。一体何があったってんだ?」
「・・・・・・それは・・・・・・」
フィリップは何かを言おうとしたが、何故か少し躊躇う。
「・・・・・・いや、本当に大丈夫だ。・・・・・・少し休めば治るはずだからね」
「本当に大丈夫なの、フィリップくん?」
一緒に事務所に帰ってきた亜希子も心配そうにフィリップを見つめる。
「・・・・・・ああ、問題ないよ。・・・・・・でも、アキちゃん。すまないけれど水を一杯汲んで来てくれないかな・・・・・・?」
「う、うん。分かった」
亜希子は事務所の奥に走り去っていく。
「・・・・・・翔太郎、すまないが『検索』はもう少し待ってくれ。・・・・・・体調が回復し次第開始するから・・・・・・」
「それは、構わないけどよ・・・・・・」
フィリップがあからさまに何かを隠していることに少し納得のいかない翔太郎だったが、これ以上追及するのはどこか野暮な気がしたので、とりあえず黙っておくことにした。
「・・・・・・体治したらしっかり働いてもらうぜ、相棒?」
「・・・・・・ああ、任せておいてくれ」
二人は、こつん、と軽く拳と拳を合わせた。