感性の暴走
そう、まさに今、お前さんがなっている状態だ。
感受性、感性が異常に高まり、
自分では制御できなくなる。
見たくない物が見え、
聞きたくない声が聞こえ、
感じたくないことが感じる。
それが、まるで自分の一部であるかのように。
…助けてくれ?
どうしてだい?
お前さんは今、
誰よりも
真実を見、
真実を聞き、
真実を感じる力を持っている。
それはそれは素敵な能力じゃないか。
…つらい?
真実はつらい、か。
人が懸命に求める真実はつらい。
それはこの世の常さ。
「真実は知りたくなかった」なんて、良く聞く台詞だね。
だが、人はそれを知りたがる。
人っていうのは不思議な生き物だろう?
お前さんはどうする?
つらいと知りながら、真実を受け止めるか?
それとも、フィルターをつけて真実から目を逸らすか?
…そうか。
お前さんが決めたことだからな。
お前さんの人生を歩むといい。
だが、迷うことがあればここにおいで。
いつでも、その選択を変える手伝いをしてあげよう。
END
2012.2.24