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ストライクウィッチーズss集vol.3

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芳佳「最悪の未来」


※主要メンバーが次々死にます。嫌な方は閲覧をお控えください。

1946年4月。ガリア。

508JFW・A隊指揮官「状況は?」

オペレーター「現在も多数のネウロイが接近中。このままではウィッチの体力・魔力共に持ちません!」

A隊指揮官「リベリオンは?」

オペレーター「…既に壊滅状態です」

A隊指揮官「チッ。使えんな。所詮、イニシアチブを握りたいがために作られていた部隊だったということか」

オペレーター「現在、クロステルマン中尉とビショップ曹長も応援に駆け付けています」

A部隊指揮官「クロステルマンというと…パ・ド・カレーの?」

オペレーター「はい」

A部隊指揮官「使える戦力が多いに越したことはない。それに、あの501の精鋭だ。かなりの戦力になるだろう」


ペリーヌ「絶対に、ネウロイにガリアを渡すものですか!」ダダダダダ!

リーネ「ペリーヌさん、無茶です!一旦戻って…」

ペリーヌ「いいえ。戦力が十分でない今、私達が戦わずしてどうするんですの!」

リーネ「でもペリーヌさん、もうずっと休んでないんじゃ…」

ペリーヌ「ガリアを守れるのなら、このくらい何てことありませんわ!それよりもリーネさん、背中をお願いします」

リーネ「は、はい!」



リーネ「ペリーヌさん、こっちは終わりました」

リーネ「ペリーヌさん…?」キョロキョロ

リーネ「っ!?ペリーヌさん!!」

ペリーヌ「リーネ…さん…?」

リーネ「しっかりしてください!」

リーネ(出血がすごい…!)

ペリーヌ「不覚、でしたわ…。シールドが…張れない、くらい…魔力が…」

リーネ「喋らないでいいですから!こちらビショップ!重傷のウィッチ一名。早急に衛生兵と救護班求む!繰り返します…!」

ペリーヌ「リーネさん。もう…いいです、から…お行きな、さい…」

リーネ「でも…!」

ペリーヌ「私に、構っていては…リーネさんも…やられて…しまいます。どのみち…私はもう、長く…ありません、わ」

リーネ「ダメです!一緒に帰りましょう!ネウロイを倒して、子供達が待っているお家へ!」

ペリーヌ「子供、達…。そう、ですわね…。リーネ、さん…あの子達を、よろしく…お願い…しま…」

リーネ「ペリーヌさん!?ペリーヌさん!」ユサユサ

リーネ「そんな…ペリーヌさぁぁぁぁん!!」

1946年4月10日。ペリーヌ・クロステルマン中尉、戦死。
程なく508JFW壊滅。ガリアは再び占領される。同時にリネット・ビショップ曹長、本国への帰還を命じられる。

1946年6月。ロマーニャ。

淳子「まさかまた、ネウロイが攻めてくるなんてね」

フェルナンディア「ロマーニャは渡さないわ」

ルチアナ「それにしても、数が多い…」

マルチナ「本当にね。急に本気出しすぎじゃない?」

淳子「何にせよ、我々が防衛の要であることは確かよ。連戦で疲れているだろうけど、気を引き締めてかかりましょう」

フェルナンディア「わかってるわ」

???「こちらイェーガー並びにルッキーニ。これよりそちらの指揮下に入る」

ルチアナ「今の…」

マルチナ「501の二人だね」

淳子「心強いわ。イェーガー大尉、ルッキーニ少尉は左からの敵を迎撃して」

シャーリー「了解!」

シャーリー「聞いたな、ルッキーニ。行くぞ!」

ルッキーニ「うん!」



ルッキーニ「やた、これで最後…」

頭上から迫るネウロイがルッキーニへ光線を撃つ。

シャーリー「ルッキーニ!」

ルッキーニ「え?」

シャーリー、シールドを展開。しかし魔力が限界に達していて破られる。

シャーリー「ぐあっ!…ぁああああ!!」

ルッキーニ「シャーリー!!」

ルッキーニ「シャーリー、シャーリー!」

シャーリー「ルッキーニ…無事か?」

ルッキーニ「シャーリー!ごめんね、私のせいで…」

シャーリー「良いんだ。お前が…無事でさえ、いてくれたら…」

ルッキーニ「うう…」

シャーリー「そんな顔するなって。…な?」

シャーリー「いつもの笑顔、見せてくれよ…」

ルッキーニ「シャーリー、死んじゃヤダ!絶対ヤダかんね!」

シャーリー「大丈夫だって…お前が笑っててくれれば、死んだりなんか…」

シャーリー(ヤバイな…もうルッキーニの顔が見えない…)

シャーリー「ルッキーニ…強く生きろよ。あとな、元気なのは良いけど…もう少し謹みってものを…さ、覚えた方がいいよ。女の子、なんだからな…」

ルッキーニ「シャーリー、目を開けてよ!」

シャーリー「何、言ってんだ…。開けてる、だろ?」

ルッキーニ「っ…うん、開いてる。ちゃんと開いてるよ、シャーリー」

シャーリー「はは。あぁ…何だろう、すげー眠いんだ…。ルッキーニ、悪いけど…少し休ませて、くれないか…?」

ルッキーニ「うん。シャーリーは休んでて」

シャーリー「ああ、そうする…よ」

ルッキーニ「…」

ルッキーニ「シャーリー…お疲れさま」

1946年6月28日。シャーロット・E・イェーガー大尉、戦死。

ルッキーニ「ネウロイ…絶対、許さない!」

ルッキーニ(シャーリーは命懸けで私を守ってくれた。今度は私がロマーニャを守る番!)

約1ヶ月後。

ルッキーニ「…これ、血…?」

ルッキーニ(そっか。私、ネウロイに撃たれたんだ…)

ルッキーニ「シャーリー…ゴメン、ね。ロマーニャ…守れなかった…」

ルッキーニ「ママ…もう一回、会いたかったな…。大好き、だよ…」

1946年7月19日。フランチェスカ・ルッキーニ少尉、戦死。
程なくして竹井淳子大尉、赤ズボン隊三名も戦死。他の隊員も自国へ引き揚げさせられ、504JFW壊滅。ロマーニャも再び占領される。続けて1947年に507JFWと506JFWも壊滅。1948年に505JFWが壊滅。

1948年11月。オラーシャ。夜。

エイラ「だいぶ寒くなってきてるのに、ネウロイの活動が弱まらないナ」

サーニャ「そうね」

エイラ「…皆、無事でいるかな」

サーニャ「大丈夫よ、きっと。みんな強いんだから、信じよう?」

エイラ「そうだナ。悪い、サーニャ」

サーニャ「気にしないで。それより…」

エイラ「敵か?」

サーニャ「うん。距離5000に中型1、小型4」

エイラ「わかった。サーニャ、行こう」

サーニャ「うん」



エイラ「おい、サーニャ。話が違わないカ?」

サーニャ「私のレーダーに反応が無かったネウロイが、こんなに…!?」

エイラ「ぱっと見ただけで20はいるゾ」

サーニャ「私達二人だけじゃこの数は無理よ。応援を呼ばないと…!」

エイラ「でもそんな暇もないゾ。ここで応援を呼びに戻ればネウロイが基地へ迫ってくる」

サーニャ「じゃあ…」

エイラ「ああ。無茶でもやるしかないナ」



エイラ「よし…全部倒せたな」

サーニャ「でも、弾も残り少ないわ。これ以上の交戦は避けないと」

エイラ「そうだな。でも私達、よくここまでやったナ。そう思わないカ?」