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七ケ島 鏡一
七ケ島 鏡一
novelistID. 44756
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グランボルカ戦記 キャラクター設定

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エーデルガルド・プリモ・リシエール(エド)
 十年前に滅ぼされた国、リシエールの王女。
 明朗快活、常に前向きな性格。元々の性格は高飛車だったが、十年に及ぶ隠遁生活ですっかり丸くなった。自分の身を守れるようにと、剣術を仕込まれているのでかなり強い。
 本作の主人公のはずだが、イマイチ目立たない。目立たないように生活をしてこなければいけなかったので致し方ないと言い訳をしておく。

アレクシス・タウ・グランボルカ 
 グランボルカ帝国皇位継承権第一位。
 父であるバルタザール帝の様子の変化にいち早く気づき、十年間力を蓄えていた。
 キレ者ではあるが、詰めが甘く、側近であるアリスによく叱られている。
 こちらも主人公だが、登場が遅く、現時点では主人公といえるほどの目立った活躍はしていない。

リュリュ・テス・グランボルカ
 グランボルカ帝国皇位継承権第二位。
 登場人物で一番歳下なのに、一番苦労している人。
 かわいい子には旅をさせよの故事に従い、旅をしていただいた。
 彼女の魔法は少しだけ命の象徴である命の火に干渉することができる。
 本作の主人公ではないが、本巻の主人公。

ジゼル・モロー
 本巻のヒロイン。アレクシス、リュリュからは母方の従兄弟にあたる。
 アレクシスと同じ歳。
 好き勝手気ままにしているように見えるが、父であるアンドラーシュが結婚をせずに作った庶子のため、色々と苦労もある。さらには恋人も戦死するなど、踏んだり蹴ったり。

ユリウス・プリタ・リシエール
 シスコン。陰険。メガネ。
 姉のように活発ではなく、どちらかと言えば家で本を読んでいたいタイプ。
 主人公4人のうちの一人であるが、姉同様イマイチ目立たない。


オリガ・フォンティーヌ
 女子にモテる系ノンケさん。遅い硬い重いの三拍子揃った重装歩兵がお仕事。
 生真面目な性格で、不正は許せないが、気が弱いせいでその不正を告発できなくてウジウジと悩むタイプ。
 派遣先のアミサガンの街で行われた御前試合での準優勝は本人も言っている通り組み合わせの運が大きい。
 極端に弱いわけではないが、極端に強くもない。

アリス・シュバルツ
 極端に強い。相手に音を聴かせることで様々な効果を与える、音魔法の使い手。
 音は声でも楽器でも構わない。使い方も曲による幻覚催眠から、音の波による衝撃波まで、様々。
 魔法の強さ使い勝手の良さとしてはリシエール王家、グランボルカ皇家にも引けをとらない反則的な強さ。頭もよく、戦技のレベルも高い。数千人の上に立つ将軍であるにもかかわらず、少人数での奇襲戦が好き。

ソフィーティア・ハルハーケン(ソフィア)
 メイド兼、ジゼルの護衛。ジゼルの育ての親であるルチア・ハルハーケンの娘。
 元々他国の人間であるため、訛りがでることがある。ジゼル、レオとは三人で幼馴染だが、ジゼルとレオの仲があまり良くないことを心配している。
 小柄な母からは考えられないほど身長が高く大柄なため、父親は相当大柄な人間であったと想像される。ジゼルの生母同様、彼女の父親も不明である。

レオンハルト・ハイウインド(レオ)
 スカウト。アレクシスやアリスとも顔なじみであり、元々国政に深く関わっていた父と一緒に幼い頃にあちこち回っていたため、顔は広い。
 照れ屋で、ひねくれた行動や言動をしようとするが、結局ひねくれきれない。
 仲間には話していないソフィアと二人だけの秘密を持っている。

キャサリン・ブライトマン(キャシー)
 衛生兵。元々エドとユリウスが隠れ住んでいたルーナ村の村人で、二人と一緒に育った。
 従兄弟であるヘクトールが、二人を連れてアンドラーシュの所に移るときについてきた。
 キャシーとしては、田舎の村を出て、都会に行きたいという意思があってのことだが、エドは自分が「キャシーと別れるの寂しいな」と口走ったせいだと思っている。
 年齢はエドより歳下でユリウスより年上。
 
グレン・ティラルド
 警備兵。剣や槍の腕は及第点だったが、弓の成績はずば抜けてよかったため、弓兵隊からの誘いがあった。しかしジゼルと一緒にいたいという一心で断っている。
 面倒見がよく、後輩には受けがいいが、上司と衝突することが多い。
 敵からキャシーを守るために崖から滑落。死亡する。


アンドラーシュ・マルキ・モロー(アン)
 侯爵。姉が皇室に輿入れしたことで、家が男爵から侯爵に変わった。マルキはグランボルカで侯爵を表す。
 若いころはヤンチャをしており、旅先でジゼルを儲けている。
 姉を心から尊敬し敬愛していたが、リュリュの誕生と引き換えの突然の死のショックで、化粧をして姉に扮するようになる。
 他領の領主からはうつけ者と侮られているが、その実かなりの策略家で将軍としても武人としてもすぐれている。

ヘクトール・ブライトマン
 傭兵隊長。10年前、エドとユリウスを連れて攻め落とされたリシエールから落ち延び、故郷で隠れ住む。
 その後、アンドラーシュの庇護の元でエドとユリウスを立派に育て上げた。
 アンドラーシュとはグランボルカ皇立アカデミーで同級生だった。
 物静かな性格だが熱い物を秘めている。
 学生時代からアンドラーシュの事をうるさいと思っていたが、決して疎ましいとは思っていない。

メイ
 森の偵察者と呼ばれる、ケット・シー族の少女。
 種族として変身魔法を得意としており、めったに人前に姿を現さない種族だが好奇心旺盛な彼女は奴隷商人につかまり、
 売られそうになっているところを、奴隷組織について合同調査中だったヘクトールとアンドラーシュに救われ、
 それ以降ヘクトールにべったりになる。
 年齢がいくつであろうと、少女ったら少女。種族の中ではまだまだ少女である。