十六夜(いざよい)花火(前編)
第6章 臥待月・・・・もうひとつの恋
臥待月(ふしまちづき)は別名、寝待月とも呼ばれる。
月の出が遅いので寝て待つという意味があります。
待てば海路の日和ありという諺にもある様に
焦らずじっくり待てばやがてよい機会が巡ってくるという意味ですが、
待つことは大変でもあり心が焦れることでもあります。
男と女の間(ま)というのは
時間と関係が密接につながる異空間でもあり
そこに恋が待っているような気がします。
作品名:十六夜(いざよい)花火(前編) 作家名:海野ごはん