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HirokiTouno
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novelistID. 44909
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記憶の分子 エピタフ
INDEX
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ポストへ入る、
言の葉の重み。
言の葉は、私の記憶、
ポストは、貴女の胸の内。
夜の帳が落ちて、星がまた廻る。
生きていたい、生き残りたい、埋まらない傷……。
記憶の残滓が、言の葉を析出する。
返事はないと知っていても、
また宙を舞う。貴女まで。
「ごめんなさい」
一枚だけでも、届いてください。
貴女がいる異星まで。
作品名:
記憶の分子 エピタフ
作家名:
HirokiTouno