更新日時:2013-07-20 09:37:42
投稿日時:2013-02-16 17:18:37
ブランコ
登録タグ: 短編
著者の作品紹介
昨日公園で
息子を膝にのせて
高く高く
ブランコを漕ぎました
漕いでも漕いでも
同じところに戻ってくるんです
ただそれだけなのに
僕らは冒険者のような
気持ちになりました
風が心地良かった
だから僕は
ゆらゆらとブランコに座ったまま
目を閉じたんです
陽光はまだ
僕のまぶたの裏側に残っていて
このまま寝てしまいたかった
滑り台でしばらく遊んでいた息子が
僕のことを呼ぶんです
僕は立ち上がる
さあ、漕ぎ出そう
happy song
感想コメント (6)
>狂言巡さん、コメントありがとうございます。僕もブランコでは色々怪我をしましたけど、大好きな遊具でした。大人になっても時々ブランコにゆられています(不審者と思われたらどうしよう)。 | happy_song | 2013-03-09 12:11:49
立ち漕ぎ失敗して座る部分に頭をぶつけたことがあったのに、ブランコをこぐのは好きでした。懐かしいです | 狂言巡 | 2013-03-08 16:33:38
>メラさん、コメントありがとうございます。でも、僕はあり得る話だと思ってます。 | happy_song | 2013-02-19 18:50:11
「僕」は、まるで自分の事のようでした。私も幼稚園が大嫌いでしたから。でも、そんな素的な話しがあれば、すべて救われますね。 | 退会ユーザー | 2013-02-19 08:11:59
>伊達梁川さん、初めて漕げた時の景色はどうでしたか? きっといつもと違ったはずです。 | happy_song | 2013-02-17 17:44:40
私は初めてブランコを見た時、怖がって乗れない臆病者でした。 | 伊達梁川 | 2013-02-17 07:08:00