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【あらすじ】
レーニスがシー兄ちゃんに殺されてから、14年の歳月が流れた。
僕はシー兄ちゃんがレーニスを殺していないと否定し続けて大人になった。
そこにレーニスとシー兄ちゃんの子供であるというキュオネが僕の前に現れて、僕はレーニスの育ての親であるデメテルの勧めでキュオネと暮らすことになった。

【悲劇神話】
＜天才精霊であるレーニスが囚人であるシー・ウインドスと恋に落ち、殺されるまでの出来事＞を人間が表す際に使う言葉。悲劇神話がきっかけとなり、世界の治安は乱れ、神々と人間は別々の場所で過ごすことになったので、こう呼ばれている。
【登場人物】
■レーニス（精霊/168歳）
現段階では天才であったというデータしかない。
■シー（人間/17歳）
両親が昔神々とその支持者に対して、反逆行為をしていたため、生まれながらにして囚人だった。
レーニスの恋人であり、レーニスを殺したと遺書に残し、自死をしている。
■ユクス（人間/24歳）
この物語の主人公。まだ作品には冒頭しか出てきていない。
レーニスに10歳まで育てられている。同時に、シーのことを慕っていた。
シーの無実を証明させることが彼のライフワーク。
■キュオネ（人間/14歳）
レーニスとシーの間に生まれた子供。神界でも一部の人しかそのことは知られていない。
シーの母親であるキロと牢屋で14年間暮らしていた。1話(エピローグ）までは、キロの子供として育っており、レーニスやシーのことは特に何も思っていない。
■デメテル（女/年齢不明）
人間に審判を下せる権利を持っている神。レーニスを拾い、育て上げた人物。
審判を下すという立ち位置の割に性格は人が良く、感情を抑えがち。
キロにキュオネを預けたのは彼女の意向。
そして、ユクスをキュオネの元に置くことに決めたのも彼女の意向。
■キロ（人間/47歳）
シーの母親。キュオネの育ての親であり、祖母にあたる人。囚人。
反逆者のチームのリーダーの右腕。兼、恋人。
シーのことを大切に思っていたため、シーの死が発覚した直後は死刑を望んでいたが、デメテルに頼まれてキュオネを育てることにした。

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結構、キャラクターの内面が出る回にしました。
凄く描きたかった回です。
描くのに凄く時間がかかりました。

表紙はレーニス（左）とキュオネ（右）。レーニスの服の配色は内側の赤紫のところは黄色なのですが（夜空のイメージなんです）、キュオネと色が被るので変更しています。一応、一緒に描くことでいかに似ていて、どこが違うのかを理解して貰えればと思い描きました。
今回は水彩で描きました。拡大コピーをして水彩を塗ったせいで滲んでしまいました。
次回はシーとユクス（幼少）で描く予定です。