今日が終わり明日が来るだろうそして次の日も・・
当たり前の様にぼくはそれを見る
朝飯を食べながら仕事のことを考えている
夕日が沈み星空になった頃
夕飯を食べながら仕事のことを考えてしまう
雨の日も
風の日も
雪の降った日でも
ほとんど変わらない
7日間で1度の休日の日に
少し変化が起こるかもしれない
何年何十年と
これから先もあと少しは
変わらないだろう
コブシの花が咲き
さくらの花が咲き
春が来て
ヒマワリの花の夏が来て
紅葉の美しい秋になり
北風の吹く冬になる
繰り返し繰り返し
ぼくは年をとっていくが
子供たちは大きく成長して行く
生まれたばかりの仔犬たちも
もう庭を駆け回っている
ただそれを観ているだけで
人生・・生きていることを感じるから
明日と言う日も来るだろう
明日と言う日は
いつもと変わりのない日かもしれないが
その方がいいかもしれないと思う
今日見つけたコブシのつぼみの様に
その時の歓びの様に
春が来るんだなと言うだけの歓びの様に
明日は確実に来るような安心感
でもいつかはぼくは消える
少しの不安
少しづつ老いを感じる今日この頃・・・
作品名:今日が終わり明日が来るだろうそして次の日も・・ 作家名:吉葉ひろし