碧い空に向かう線路の様な
ぼくは歩いているのだが
いくら歩いてもたどりつけない
あるいは2本のレールの様に
君とぼくは永久に交わることはないかもしれない
それでもいつも一緒に居るように感じてしまうから
いつも同じ道を歩いていると感じてしまうから
手を伸ばせば君の手に届くように感じてしまうから
ぼくは歩き続けているし
君も歩いているのかもしれない
そんな気持ちのままに月日は過ぎてしまった
「逢いたい」
その言葉が言えなくて・・・
それでいいのかもしれない
生きている限り君のことを
想い続ける事が出来るのだから
作品名:碧い空に向かう線路の様な 作家名:吉葉ひろし