小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

父の帰りが、毎日のように深夜になって
朝、食事の時に顔を合わせても
いつも無口な父が、更に無口になって

母も、少し神経質になっていると感じていた

そんなある日の朝

早くに父が会社に行き
朝のニュースで父の会社の名前が出て
思わず振り返った

　　　　　大人の世界が

　　　　　一気に、自分自身の現実の中に
　　　　　入り込んで来た気がした