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綾部と真冬の交際事情

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修学旅行三日目


自由行動である。
「綾部何乗るか決めようぜ」
「まずはジェットコースターだな」
「「「「「「あ」」」」」」
「わーいあやべーん」
「痛いわやめい。
入っとる」
ありえない音がなる。
「お前らもここか」
「近場にいい場所があったんだよ」
真冬と離れると向き直る。
6人でまわりはじめる。
ジェットコースターを色々と乗っていた。
「何度も乗ると疲れるわ」
「次これどう捻って回転」
「ちょっと待ておーい由井大丈夫かー?」
「「お前苦手なら何で乗ったんだよ」」
けろっとしている5人にたいして具合悪そうな由井だった。






おばけ屋敷に入る。
ギャーギャー騒ぐ。
「なぜ怖がらないこのバカップル」
「いや自分が騒いで逆に怖いわ」
「いや忍者が先に叫んじゃうからタイミング逃して」
先に行けという。
「うわなんだ」
「いかにも江戸時代やなあ」
「おお生首かよ」
怖がらない五人だった。





綾部は由井に話しかけていた。
「そういや由井怖いなら何で入ったんや?」
「由井返事くらいしろよ」
「「「「「あれ?」」」」」
それで二人が見に行く。
しばらくすると戻ってきていた。





そのあとはメリーゴーランドコーヒーカップに乗っていた。
「いい加減学べよ」
「アホか!
学習せえや」
そして疲れきる。
「まさかあいつらがダウンするとは思わへんかったわ」
「あれは気を遣ったんだろ。
どう見ても」
四人で観覧車に乗る。
「二人きりにしてやれなくて悪かったな」
「気にしなくてええよ。
夜とかいくらでも話せるし」
「でも今日1日遊んだーって感じだね」
「一番疲れたな」
「由井はハシャギまくってたからだろ」
「ありがとな早坂由井。
おかげで楽しめたわ」
「たまには寮長の仕事忘れて楽しめてよかったな。
お前毎日時間さえあれば叱りつけてるもんな」
「そうやな。
たまには忘れてもええのかもしれへんな」
「おライトアップだ」
「キレイだな」
「うん」
「まるで幻想の世界やな」
「確かにそうだよね」
「やっぱテレビで見るのと生で見るのは違うよなあ」
真冬と綾部がクスクス顔を見合わせて笑う。
「なんだ?」
「今日は持ってないんだなーって」
「なにをだ?」
「せやからカメラ」
「気にはなってたんだよね。
写真ばっかり撮ってると自分は旅行楽しめないじゃん。
だから今日は思いきり遊べて忍者?」
駆け出していた。
「あいつ目的見つけると見つけるまで諦めへんなあ」





そして旅館に戻る。
「あいた。
おーい黒崎綾部」
「桜田」
「何?」
カメラを渡していた。
「これ由井のやな」
「あー」
旅行は無事に終了していた。






真冬と部屋で話している。
「ゆっくりデートするんは帰ってからやな」
「そうだね」
まったりと二人で話している。
真冬の部屋である。





修学旅行はなんだかんだいって盛り上がっていた。
これからも沢山思い出ができるだろう。
二人ならきっと大丈夫だ。



















作品名:綾部と真冬の交際事情 作家名:アオイ