赤い日記帳
7月7日、晴れた夜、雨の日
毒づいた感情が渦巻いて、もやもやと
胸が落ち着かない
酷く窮屈だ、と思うのに 何の不自由もない
少し前から
上司は優しくて、先輩は頼りになって、
嫌なのは、お客さんからの問合せじゃなくて、
確認の電話、
バグの多さも プログラムでもなくて、
誰のせいでもない
選挙も残業もガールズバーもどうでもいい
何にも、
上手くいかない 自分がうらめしい
それでも耳は聞こえるものだね
あなたの歌が今も 鳴って
Arrows かさぶた あの日の音が
聴こえる気がする プラネタリウム
全部宝物
醜いままで、出来ないままで
観に行くけれど 教えてね
もう一度わたしを見つけたら
今度はきっと一緒に会いに行くから
始めから
嫌なことはなくて 責める人はいなくて
あなたがいても 私は変わらない
明日はもっと上手くやるから
次に会うまで 変われなくても
会いに行くから 嘘つかないまま
待っててね
わたしにあなたを見させてね