赤い日記帳
5/29,0:47,晴れ。
今夜は月が、
明るく明るく 見えたから。
久方ぶりの眼鏡をかけて
掃き出し窓ごしの夜空を見てた。
いつまでもいつまでも見ていられる気がした、
美しくて懐かしくて、どこか不思議な夜だった。
異常透明をかけてこれを書いている。
EverSilver, わたしは次がわからない。
それでも、そばにいていいかい?
何となくでも生き延びてくれ、と
あの人は言ったけど あの人は言ったけど
僕のキャラバン、勇気をくれよ
愛しいんだよ この世のすべて 愛しきれるかな
明日にはまた少し嫌な奴になるけど
今ここにいる僕のこと
あの日、ステージの上のあなたが見つけて
くれた言葉 いまも有効なんだ きっと
また会えるまで 約束を持ち寄ろう
すっかり毒気を抜かれた肌にも 真新しい雪